トクサ

トクサ（砥草、木賊）=【Equisetum hyemale】


トクサ科トクサ属

生活型：常緑多年草

わが国の本州、中部地方以北から北海道
それに北半球に広く分布しています。
水辺に生え、高さは１メートルほどになります。
茎は中空です。
夏、茎の先端に胞子嚢をつけます。
名前は、砥石の代用の草という意味です。。
この茎は珪酸質を含み、表面にこまかい突起があるので
木材や金属の細工物を研磨するに使用されました。
また漢方では木賊（もくぞく）と呼ばれ
止血や解熱剤として使われます。

英名は Dutch rush, Horsetail


　　　　　　　　　草の先端にツクシのような胞子嚢

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新古今和歌集　巻第三　夏歌

最勝四天王院の障子に
浅香の沼かきたる所
　　　　　　　　　　　　　　　　　藤原正経
184
　野辺はいまだ浅香の沼に刈る草の
　かつみるままに茂る頃かな

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