Seasons

花鳥風月を撮りつづけると季節の移り変わりがわかるかも
でも風を撮るのはむつかしいので花鳥虫月だという噂も・・・

中院切(なかのいんぎれ)

2010-01-09 | アート・文化
了佐切の隣に陳列されていたので
ついでに包んでもらったのがこれ。

中院切(なかのいんぎれ)です。

後拾遺和歌集 巻第六 冬歌
の断簡で
源実朝の筆と伝わっています。

P1032838
   (写真は断簡のみ:Leica Macro-Elmarit 45mm F2.8)


P1032837
  ↑                                 ↑
  (2)                                (1)

(1)は
「          少輔
 霜がれの草をよめる」
からの続きです。

(2)は
「          橘俊綱朝臣
 とふ人も
 なき芦葺(あしぶき)のわが宿は
 ふる霰さへおとせざりけり」
へと続きます。

この軸については
どうも
断簡にするときに
 題や詠み人を歌と一まとめにして・・・
という配慮は
全くしていないみたいです。

ひどいねこれは。
茶道具の軸は
みんなこんな感じなのかしらん・・・