木になる 木の合う 事柄

今 こんなことをしています。

大江戸生活事情

2010-02-28 19:54:26 | あんなこと こんなこと
今読んでいる本の紹介。
        石川英輔著   「大江戸生活事情」    講談社文庫


        江戸時代といえば 封建社会 武士が庶民を見下していた時代。
         との印象ですが 実際はかなり違った面もあった様です。

いろんなデータで説明されていました。
      今まで知らなかったことが いろいろ紹介されています。

一番面白かったのが次のこと。      引用します。

江戸の職人達は 栄養のあるものを食べて自分の体に投資する。
  それで職人が多く住んでいた長屋の便所から汲み取った下肥が 商人のそれより
  肥料としての効果が高かった。

       本当かウソかは知りませんが なぜか爽快!!

          ・・・便秘が治った時みたい爽快感・・・

莟 膨らむ2

2010-02-28 10:56:56 | あんなこと こんなこと
今日で二月も終わり。
               ここ数日 ストーブを使っていない。


              椿の莟 かなり膨らみ鮮やかなピンク色になってきました。
   もっとも この一輪だけが目立っているだけですが・・・・


           他の莟は 固く緑色


           ボケの莟も まだまだ固い様子。

ラジオを聴いていると 白木蓮が咲き始めたとの話も聞きますが、
 福井市の様子は 暖かくはなっていますが 春はまだまだ・・・  もう少し・・・・

木取り

2010-02-27 19:16:48 | 木彫
木彫講座 仏頭練習用の木取りをしました。


             比較的小さなものです。


          普通ですと 電動の機械を使って木取りします。
今回は小さな端材が沢山ありましたので それらを使いました。
小さな端材ですから 機械を使うことは危険。
                     それで 手道具を使って木取りしました。

のこぎりで寸法に切り 鉋で仕上げました。      何か久しぶりの作業です。

機械が無い時は当然のことして手で作業していたのですが 最近は少なくなりました。

時には 手道具を使うこともしないと・・・・

               ・・・ノコギリが疲れた・・・

莟 膨らむ

2010-02-27 13:19:02 | あんなこと こんなこと
暖かくなると一番初めに咲く ご近所の白木蓮。
                  かなり莟が大きくなってきました。


          産毛を着ている莟  大きくなっています。


         ここ二三日は 朝も夜もストーブを使っていません。
それほど暖かくなってきていますが まだ二月
そこかしこの木々の枝先には大きくなってきている芽がありますが、まだ硬い感じです。

福井市はまだそんな温かさ。
          椿も赤くなってきていますが 咲くのはもう少し先・・・。

江戸職人綺譚

2010-02-26 13:49:45 | あんなこと こんなこと
先日から一冊の文庫本を読んでいました。
                             今日 読み終えました。


             「続 江戸職人綺譚」
                          佐江衆一著  新潮文庫

題の通り 江戸職人の物語
           珍しく面白い物語を集めた短編集。
      料理人・鍛冶・からくり師・団扇・金工・花火・張型師・根付け師の
                            八つの職人を扱った作品集。

それぞれの職人を取材して これらの作品を書上げたのでしょうが
      それぞれの仕事を 目の前で見ているかのように表現しているのはすごい。

張型師   今まで聞いたことも 見たことも無い言葉 職種
                どのような仕事かは 作品をお読み下さい。

「続」職人綺譚ですから 当然第一集があるわけです。
    こちらを読んだのは数年前  その続編があることを知り 今回読んだわけです。

どちらも一気に読みました。
       文庫本ですから安価ですし 短編集ですから読みやすい。

           興味がありましたら お読み下さい。

ポンプ場工事

2010-02-26 09:12:29 | あんなこと こんなこと
散歩道に昨年から 相当大きな工事をしている場所がある。
下水のポンプ場を作っているとの標識は出ていたから そのことは知っていた。


         かなり広い場所 相当深く掘り込んである。

冬の間 近くを通らなかったから気が付かなかったが 完成予想図が掲げられてあった。


          ポンプ場としては 大きな建物だ。


        建物の断念図も 並んで掲示されていた。
    どうして地下深く掘り込んでいるのかと 疑問に思っていたのだが
    その理由がわかりました。


        地下に 一時的に水を溜め込むらしい。
      それならば 少し小さいのではないだろうか・・・・?

欄間 修理終わり

2010-02-25 19:21:42 | 木彫
欄間の修理 終わりました。


         欠損部分を補修し 形を整えました。
         

         こちらの部分も 補修を終えました。 
              このような補修が 全部で十数箇所ありました。
古いものは色が焼けていて濃い色になっています。
補修した新しい部分は どうしても木の色が違っています。


    それを 色合わせをしますと ほとんど判らなくなってしまいます。

この色合わせが結構面倒。  
       色は濡れていると濃く見え 乾くと薄くなって見えますから 
       一度塗って乾くのを待ち また色を重ねなければいけません。

       薄い色を何度か塗り重ねます。

依頼者に満足して頂きました。
            ・・・良かった。  良かった。・・・

暖かい朝

2010-02-25 08:32:35 | あんなこと こんなこと
今朝は暖かかった。   


        庭の木には きれいに雪吊りがなされている家。


         その中に赤い色の花が咲いている。
         幾何学的に縄が張られていて その中でこの木だけに赤い花。


        今は色の無い木々が多いだけに 赤い花は目立つ。
しかも ワラ縄の直線の中で咲いているものだから そのコントラストが面白い。

欄間 修理1

2010-02-24 19:24:34 | 木彫
古い欄間が痛んだようです。      その修復を依頼されました。


     中国製の相当手の込んだ欄間です。   
        これだけ細かく彫刻してあれば 欠ける事は当然でしょう。


       樟の木ですから 修理も樟の木を使って修理します。
    竹の模様ですが これだけ細くすると先端部が折れてしまうことでしょう。


        この部分が無くなってしまったのは どうしてでしょうか?


      ここも接着しました。   圧着する道具が使えると確実に接着できます。

とにかく中国製の手の込んだ作品は どうしてここまで彫るのか?
           感心しますが 呆れてしまいます。

20年以上も前に購入したとの事ですから 完全に乾ききってしまい、 
           他の部分が折れないか注意しながら 修復しなければいけません。

      青いテープは 修理箇所を指定する目印です。

仏像講座 記事

2010-02-24 12:41:41 | 木彫
今朝の新聞に 仏像彫刻講座が人気だ との記事が掲載されていました。


           中高年層を中心に人気なのだそうだ。

若い人の多くが途中で止めてゆくのに対し 中高年は長続きするとの内容です。

昨年 阿修羅像が人気の時は 若い女性に人気だとの事だったのですが・・・
   そうならば 今は老若男女で大ブレークしているはずなのですが・・・

私も文化教室で仏像講座を担当しています。
  確かに 思っていたより多くの方が受講しますが 続く人は・・・・?

やはり木彫は難しいのでしょう。
     彫ることは皆さん何とかできるのですが 刃物を研ぐことが・・・

木彫は彫る事より 研ぐことのほうがはるかに難しいことを知らずに始めるようです。
   研げる様になって一人前  三年ぐらいはかかるのですが・・・・

             ・・・やはり難しいだろうなァー・・・