木になる 木の合う 事柄

今 こんなことをしています。

百年老舗1

2009-01-31 15:34:36 | あんなこと こんなこと
私の所属している会   福井工芸産業振興協議会
              福井市に住む 手仕事職人の集っている会である。

                         この会が30周年を迎える。

会員数は 30人に満たない小さな会であるが 
         その中に100年以上 同じ仕事を続けているお店が 5軒ある。

30年経てば 老舗と呼ばれるそうだから 100年以上はすごい。
そのうち 3軒は15代以上続いているとの事。
                                   

この時代 これは大きな話題・魅力である。
               この話題を まとめることになり 訪ね歩いた。

伺ってみると面白い。   いろいろの話がお聞きできました。
話の内容はともかく 紹介したい品があり 写真を撮らせていただきましたので
その一部を・・・・ 


                     染物屋さん  明治時代の色見本
  虫食いだけでも・・・。 実際に染めたものだろうからこれは値打ものだ。


                 これも 染物屋さん   炭いれアイロン
                  この形だけでも 時代がしのばれる。


                 木彫作品 先々代の作品とのこと。
 艶が出て ピカピカ 色も焼けていて 何の木で彫られているのか分からない。


これらをコラムとしてまとめ 発表することになっています。

          

柘植の木

2009-01-30 13:25:01 | 木彫
柘植の木を知り合いの銘木屋さんから 送っていただきました。

本当の柘植とは違った シャム柘植という種類だとの事です。


        最近は 外国から良く似ているけど やはり何処か違う。
           という種類の木が 入ってくるので 困ってしまいます。

            長さ1mぐらい  太さ5~6cmぐらい


                     木肌がこの様にゴツゴツ 
 
このまま この木肌を生かした使い方が ないものだろうか??
切って 削って 四角くして使うのが もったいないように思える。

柘植の木は 特殊ですから 中々出回ってはいないのでしょう。
判子・将棋の駒などに 回ってしまうようです。

旧木田橋解体

2009-01-29 13:29:05 | あんなこと こんなこと
12月14日に 新しい木田橋が通れるようになりました。

その日から古い橋は 当然通行止め。    解体が開始。

今では解体作業がかなり進み 桁はなくなりつつあり 
                       支柱もなくなってきています。


                 朝焼けの空に クレーンのシルエット三基
                            絵になる景色です。


  仮設の歩道だったとはいえ 橋の支柱は クレーンで垂直に抜き取るのか!!


               取り外された桁などの鋼材が 積まれています。

橋を新しくかけることも 大変でしょうが 
              不要になった橋を取り壊すことも 大変だァーー

放射冷却の朝

2009-01-29 08:11:54 | あんなこと こんなこと
昨日も快晴  今朝も快晴
                   寒い朝だった。


                   水溜り 表面が薄く凍っているようだ。
                      幾何学模様に段が現れている。
   もっと冷え込んで 凍っているかと思ったのだが それほどでもなかった。


霜も 真っ白になるほど 降りているかと思っていたのだが
                          それほどでもなかった。

これだけ快晴だから もっと冷え込んでも良いはずなのだが・・・・


「寺務真公」 印

2009-01-28 20:07:50 | 篆刻
ツゲの木で印を刻しました。


                           「寺務真公」
僧侶からの依頼です。   
     改まったときに使うとの事ですから キッチリ作りました。

侘び・サビ   くっつけたり離したり 溜めたり切ったりは 一切ありません。

木印材で 印は多く刻していますが ツゲの木で作ることは珍しい。
多くは 黒柿・桜・梅・黒檀・紫檀・白檀・クス といった木で作っています。
ツゲの木で作られた印材は 多く市販されていますから それを避けて作ります。

わざわざ作るのですから 
    やはり 普通に市販されていない印材で作ったほうが 価値があります。

今回も 別な木で作ることを お勧めしたのですが 
               ツゲの木を希望されましたので そうしました。

市販されている印材を使い カッチリと刻しましたから 
                    一見 判子屋さんが作ったみたい。

快晴の一日

2009-01-28 16:09:44 | あんなこと こんなこと
これが大寒か と思える暖かい一日。

正午から3時まで ストーブを消して 窓を開けて仕事をしていました。
大寒中とは とても思えない。     しかも快晴。


             白山  文字通り真っ白   くっきりと見えます。




     手前に見える遠くの山は 雪は積もっているものの まだら模様。
                             雪が少ない。


                 河川敷には 積雪はまったくありません。

大寒なのに積雪がない。
暖かいのはありがたく 生活は大助かりですが  これでよいのだろうか??

今頃は 河川敷は雪が積もって 真っ白でなければならないのに・・・・。


「直」印

2009-01-27 19:28:19 | 篆刻
久しぶりの篆刻です。


                         直子さんの「直」です。
大きさは 1cmです。
使った石は 巴林石  ごく普通の安価な彫りやすい石です。

これから お世話になるであろう方に 贈ります。

小さなものですから 葉書・文庫・A4の書類 署名の後に押すといいかも・・・

ワープロで作った書類は どうしても味気ない。
      そんな時 赤い印が押してあると 少しでも個性が出るかも

       そんな時 シャチハタネーム印ではねェ・・・

金文体ですから 見る人が見ると 「オッ!!。」と思ってもらえるのでは??

樹種の色

2009-01-26 14:58:16 | アクセサリー
作ってあったペンダント  鎖をつけ完成です。


                                丸型です。

回りの丸くなっているのは 栃の木
    上の黄色いのが  ウルシ
    中の黒いのが   神代ウォーク
    下の赤いのが   イチイ
                      で作ってあります。

定規と一緒に置きましたから 大きさは分かっていただけると思います。

どうして 樹種によってこれだけ色が違うのでしょうね?
神代の木は 黒くなることは止むを得ませんが
      同じ所に生えていて 土地の栄養・環境は同じはずなのに・・・・

それが遺伝子なのでしょう。   
  それなら組み替えて 色を変えたり 性質を変えたり出来るのでしょうか?

ケヤキ色のヒノキ  黄色いイチイ  ケヤキのように堅い桐の木

                    こんなのが出来ると便利? 困る?

前衛書道展

2009-01-25 16:15:02 | あんなこと こんなこと
書道界にもいろいろのグループがあります。
前衛書を研究している 書道グループの展覧会を見てきました。
     親しくしていただいている方も多く 
        紙の白 墨の黒 対比が面白く 一風変わった作品も魅力です。


              いかにも 前衛書道の作品 といった感じの作品。
                       黒い四角が 良い雰囲気です。


                     丸い形がリズミカルに見えます。
                     

                       抽象絵画のような構成の作品
                        


              細い線が厳しく 墨のたまりが印象的。


       書道の作品にも 色彩が入ってきて 作品の幅が広くなりました。

文字を書き 読むというより白と黒の対比・構成    そこが見所。

 

天神講

2009-01-25 14:10:27 | あんなこと こんなこと
今日は 1月25日      天神講

お正月に床の間に飾った 天神様の掛け軸。     25日に片付けます。
その日に 焼きカレイをお供えします。


この習慣は 当然の事と思っていましたが、 これは福井県だけの習慣らしい。
 しかも 苓北地方だけとの事は 恥ずかしながら 知ったのは最近のこと。
天神様の掛け軸をお正月にかけるのは 
           ごく限られた地域の習慣である とは知っていました。


                      焼きカレイを お供えしました。

学問の神様ですから 学問・習い事の成就を祈ります。

尾頭付きのカレイを供えするのは 菅原道真公の好物だったらしい。
                 今が旬で 安価でおいしいからとの事です。

我が家でも この習慣を続けています。
おかげさまで 今 何とか生きています。   
               少しは頭が 良くなっているのでしょう。
               良くなってこれですから この習慣がなかったら
               どうなっていたのでしょうか??