やったね！大戸野越え

まずは、大戸野峠の展望台での証拠写真です（笑）
日曜日、ついに念願の大戸野越えを果たしました！！

ロードバイクを始めた頃は、のんびりと平坦な田舎道を風や空気や香りや景色を五感で感じながら、楽しく走ればそれでいいと思っていました。
今でも、知らない脇道などを見つけると楽しくなります。
でもある程度坂道が上れる様にならないと、ルートの選択肢が限られてくるし頑張っている人たちを見ていると、逃げてばかりの自分が少し恥ずかしくなりました。
そこで今年の春頃から、椿山に挑戦し、茶臼原の４つの坂道を練習し、先日は西日本油脂の坂にも上ることができました。
他人事の様に思えていた坂が、たとえ時速５キロ台に落ちても、私にも上れる！
嬉しい自信がついてきつつあります。


それなら、次なる挑戦は大戸野峠！　一丁、やったるか～！！

まるで初陣に出陣するように、武者震いにも似た気分で自宅をスタート。

天満橋の手前の交差点で信号待ちしていると、何やら左手にビチャッ！！と天から降って来ました。
（これはボトルの水で洗い流した後です）

見上げると、ハトが涼しい顔して朝のウ○チしてました。
「もう　せっかく意気揚々とスタートしたのに、テンション下げないでよね！」
でも、考えてみればヘルメットの頭の上でなくて良かったです。


清武からは私の通った事のない道に入りました。乳岩神社という脇道が見えます。
「あ、ここ行ってみたい」と脇道フェチの私は気持ちがそそられますが、今日の目的は大戸野峠なので我慢です。


次も何やら脇道に入りました。


看板で広い道の方は行き止まりになっているので、町道の方へ向かおうとすると・・・
未舗装で落ち葉が積もっていて、果たして自転車1台が通れるかどうかの狭い道になっています。


「ね、ね、面白そうよ。行ってみようよ」
でもここも、今日の目的から外れるので却下されました。

そんなこんなで、大戸野峠の登り口まで辿り着くのに結構なアップダウンと道草をして、田野に着きました。
コンビニで一休みの為アイスをレジに持って行くと、店員さんから
「気をつけて行ってらっしゃい」と言って貰えたのには嬉しかったです。




さぁ～、いよいよ登り口スタート！！
車で通る時いつも見かける標識を、今日は自転車で眺めるなんて、何だか格別な気分になりました。


「ゆっくりでもいい、前に進みさえすれば」
そんな気持ちでペダルを一漕ぎ一漕ぎしていたら、第一の目標の道の駅が見えて来ました。
よくは分からないのだけど、ヌル旦が私のバイクの前のギアを３０、後ろのギアを２９にしてギア比を小さくしたらしい。
そしたら坂が何とか上れるようになった気がします。

道の駅が見えて来たけど寄らずに進みたい気分です。
でも喉が渇いて給水しないと大変な事になりそう。走りながらボトルを取って飲むのが出来ないので、止むなく道ばたで給水タイムです。
「これって、バテて足付きじゃないからね！」って宣言しました。


ここでヌル旦から「パワージェルを飲め！と強制されました。これを飲むと「ビューンと坂道が上れる」と言います。
私はどうにもパワージェルなるものが、薬臭くて飲めません。オェ～っとなります。
でも冷たくしたら飲めるかもと、今日は冷凍して来ました。


バイクにはボトルの替わりに保冷ポットにお茶と氷を入れて積んでいますが、この中にこのジェルを入れてみました。
そしたら何とかオェ～せずに飲む事が出来ました。
ボトルじゃなく保冷ポットだから、なおさら取り外しが固くて走りながらでは飲めないので、この後もう一度止まって給水しました。
これも、足付きじゃないです！（笑）

この後の画像はヌル旦とガチンコするので割愛しますが、エッチラ、オッチラ上っていて、ヌル旦が
「あと一山。もう少しで終わりだよ」
と言うので一踏ん張り！と頑張っていたら・・・・・

アレレ～、下りが続く・・・・
「えっ？こんなに下って又上るの？そんな～」
と思っていたら、ヌル旦の勘違いでもう頂上は過ぎていたらしい。

それなりにきつかったけど、何だかあっけないような、儲けたような気分で展望台に着き、私の大戸野越えは達成出来ました

この後の下りの爽快感は、上ったものだけに与えられる褒美ですね。
日曜日とあってか、日南側から上ってくる人に沢山すれ違いました。
その都度「こんにちわ～」と挨拶する声の大きくて明るい事！
これって上った者の優越感かしらん？
下りながら、日南側からの上りはきついだろうなぁ～と思えました。


でもね～、帰りの日南海岸の向かい風には、坂道の方がいいとさえ思える位きつかったです。
夕方には雨予報が出ていたので、少しでも速度を早くと思うのですが、これが私にはこたえるのです。

ゆっくりでもいいと思って漕ぐから、坂道が上れる様になったのかも知れません。

これで１０６km。大戸野越えがクリアできたので、今度は距離を伸ばす練習をしてみます。