太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

万博の救世主

2023-07-19 07:30:06 | 日記

 あまりの暑さである。年が行ったから暑さ寒さが堪えるのかというと多分違う。長年冷暖房の中で過してきたので自然に触れていなかったのである。勤務先でも移動でも殆ど快適な気温だった。突然自然の中に投げ出されるとあたかも気温の方が異常と思ってしまう。

暑いから言うのでもないが地球温暖化について。岸田首相がサウジアラビア、UAE、カタールの中東3か国を歴訪中である。日本は石油や天然ガスの安定供給を求め、3か国は化石燃料に頼っている産業構造を転換するため日本の技術を必要としている。地下に莫大な資産を保有しているから他国に頼らなくても安泰ではないかと思うがそうは行かない。その地下資源が「座礁資産(Stranded Assets)」になる可能性がある。座礁資産というのは市場環境や社会環境が激変することにより、価値が大きく毀損する資産のことだが石炭、石油、天然ガスなど化石燃料資産はこれに該当する。世界は気候変動対応により二酸化炭素排出量を削減をしなければならないからエネルギー源としての活用は縮小して行き資産価値は大きく下がる。使い難い資産どころか使える量も限られている。2021年大気中の二酸化炭素濃度は415.7ppmである。COP26の目標は今世紀半ばにはCO2排出をネット・ゼロにして産業革命以前と比べて気温上昇を1.5℃抑制しなければならないと結論している。許容されるCO2濃度は450ppmである。450-415.7=34.3ppm、どの化石燃料を幾ら使えばこの濃度になるか計算できる。それ以外に地下に眠っている化石燃料は使えないことになる、まさに座礁資産、宝の持ち腐れとなってしまう。今は裕福でも何れ資産が資産でなくなる日がくることは3か国も分かっている。豊かなうちに化石燃料依存から脱却し他の産業への構造改革を図らねばと焦っていることは確かである。日本とはWin-Winの関係になれる可能性は大きい。どちらもセコイ事を言わねばの話だが。

大阪万博の各国パビリオンの建設が宙に浮いた状態(建設業者が現れない)だ。即思い出されるのが東京オリパラ。談合紛いのことが起きなければよいが。ここは一つ電通に調整をお願いしたらどうか。起死回生とばかり頑張るのではないだろうか。前の大阪万博ではアルバイトで随分お世話になった。迷子ワッペンを貼り付けていたのは私です。次の万博は反博とは言わないが何処か無関心である。開催より結果が楽しみにしている。