一番は不必要なものを持たないようになったことである。若いころは若しかして遠い将来必要になるかも知れないと思って物や資料を溜め込んでいた。勿論今は無駄なものを置いておくスペースが限られていることもあるが、漠然とした遠い未来そのものが無くなってきたことが最大の理由だ。将来の要る要らないは大方想像がつく。極端に言えば今日明日必用となるもの以外持っておく必要がないのである。井上陽水の傘が無いの心境である。当面のものさえあればその他のものはどうでも良い。老後2000万円不足するというが今日明日食べられれば遠い先の不足は気にすることはない。金があったら豪華な海外旅行?行っても帰ってこなければならないから行かないのも同じ。勿論年金暮らしでそのような贅沢が出来る筈もないが。中高年の消費は医療関連以外は期待しない方が良い。断捨離とかゴミ屋敷の問題がTVで時々取り上げられる。一番の原因はそれを置いておくスペースがあることである。アルカトラズの刑務所でもパピヨンに出て来るデビルス島の刑務所でも無駄なものは一切ない。釘一本、フォーク一つだって置いてはおけない。年とともに必要と思われる物はどんどん減って行く。これは人間関係にも言えることかも知れない。
立憲民主の枝野代表が河野大臣の辞任要求発言について釈明しているようだ。例の無礼発言への言及でどうも国民感情を理解していないようだ。この人はちょっとエエカッコシイのきらいがある。それとも過剰なエリート意識か。小池さんが新党に誘っていたら今の立憲はないだろう。原発事故対応の時の、直ちに××に及ぶものではないと何とかの一つ覚えの会見は記憶に新しい。河野さんは事故後東電の在り方について与党にありながらかなりはっきりした物言いをしていた。ネットで批判を浴びて釈明するくらいなら初めから言わない方が良い。今の野党は何が何でも安倍政権打倒に結び付けようとしているが何一つ功を奏していない。これは戦略の間違いである。この際目一杯政権寄りの発言をしたらどうだろう。森友の時は、土地譲渡が違法な手続きでない限り国民感情に阿るような追求はできませんね。文書改ざんだって文脈が変わる訳でも誰かが利得するわけでもない。我々も改ざん出来る文書があればこれを参考にどんどんやって行きますよ。加計の時も、友達への情は法に反しない限り否定されるべきではありません。日本人が大事にしなければならない美徳の一つです。河野大臣の怒りはよく理解できます。日本も散々手を尽くしてきたのに理解されないもどかしさは痛いほど分かります。国民も大いに溜飲を下げたでしょう。こういうハッキリ物を言う人こそ次期総理になって頂きたいものです。こうなればどこが与党で野党か訳が分からなくなる。多分、おいおいそこまでは言っていないと与党は慌てる。米国が自分の国は自分で守れと言うのに対し、大胆な軍拡と兵器拡充を進めると言ったら、おいおいそこまでやれとは言っていない。単にアメリカの核を除く兵器を買って欲しいと言っているだけだ。足りないところはアメリカが守るから安心してくれとなる。
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