大晦日がやって来た。サラリーマン時代は3,4月の期の変わり目が転換点であったが、今は晦日正月である。この1年を思えば、多少仕事らしき執筆活動もあったが、やはりほぼ毎日ブログを書き続けたことが一番の思い出となった。変化に乏しい生活の中でよくも書くネタがあったものだ。ブログを始めた時に、できるだけ毎日、日記のつもりで書いて見ようと決めていた。書くこと自体が好きなのである。しかし、文章は稚拙で誤字も多いだろう。もう少し教養があれば大晦日だし、故事来歴を披歴して新聞のコラムニストのように軽妙洒脱なことも書けるのだろうが、そこには及ばない。
振り返ってみれば人生何時ももうちょっとの所だったような気がする。勉強も仕事ももうちょっとの所までしか行かなかったように思う。努力や精進が足りなかったと言えばそれまでだが、当時は多分自分なりに頑張っていたのだろう。もうちょっとの所で助かったのは何度か大病の兆しはあり、長生きはしないだろうと勝手に決めていたがこの齢までは辿りついた。今年も自分より若い知人が二人も亡くなった。本人は不慮の死、無念の死であったろう、周りも残念で仕方がない事だろう。彼らには、贅沢な、逆に言えばよくもそんな無為な人生を送っているなと叱り飛ばされるかも知れない。
何も無いことが幸せと思わなければならない歳なのか、何を言っとる、ゴールテープなどあると思うな、全力で突っきれと叱咤される歳なのかまだ良く分からない。確かに定年の時は兎に角退職モードには入らず、前日まで普段通り仕事をしゴールを全力疾走で駆け抜けた。別れの挨拶の後、何人かは本当に退職ですかと訊ねて来た。何も言われないので残るのかと思っていましたと。いえいえ会社には特別ルールはありません。
さて次のテープはどのように切るか。
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