よくまあこれだけ臆測をSNSに上げたりTVのコメンテータとして発言、あるいは記事にしたマスコミ連中がいたものだ。大谷選手の通訳の賭博問題である。あたかも大谷選手が関与していたかのように。何億も口座から盗まれて気が付かない筈がないとか本人以外が口座にアクセス出来る筈がないとか。捜査当局がそれら疑念を払しょくしたかと思うと、大谷選手が3年間も自分の給与振り込み口座にアクセスしていないことが分って、信じられなーい、である。しかし同僚の選手が「ほとんどのスポーツ選手がそういう風にやっている」「君のこと信頼しているから、やってくれ。お金（の管理）で心配したくない、スポーツに専念したいって感じだよ。普通だと思うよ」と明かした。
これはスポーツの特別な世界のことかというとそうでもない。生活費の出し入れのための普通預金口座、手を付けない定期預金口座の最低二つは庶民でも持っているだろう。大谷選手が口座を分けて使っていたことは容易に想像できる。半世紀近い間自分は一度も通帳を見たことがない。見ても増えないからである。本当は金の心配をしていたら仕事に身が入らないからで知らぬフリをしていたのだが。管理は全て（信頼できる）家内がやっていた。（信頼できる）通訳に生活費の口座管理は任せてしまうことは不思議ではないだろう。定期の解約となると名義人の承諾が必要だから気付くが生活費口座では分からない。臆測の殆どが自分の生活感の延長上で書かれている。生活費口座といってもレベルが違うのだ。有名人の発信だと信じてしまい、結果フェイクニュースになってしまった。謝罪したとしても読んだ人全員が謝罪を知ることはないだろう。訳知り顔で物を言うのはよした方がいい。もうこの件は司法に委ねられているから純粋に大谷選手のプレーを見守ろう。臆測記事の間抜けな有名人の名前は忘れないが。