太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

こんな寒い雨の日には

2022-10-14 07:04:05 | 日記
 することがない。パソコンの整理もやってしまった。道具があまり無いから部屋の片づけもあっという間に終わる。とりたてた趣味も無い人、どうしているのだろう。本棚から「英語をもう一度最初から」を引っ張り出して眺める。定年後一念発起して正式な英語を学び直そうと思って買ったものだ。半分くらい読み進めて止めてしまった。これから何時使うと思うとやる気が失せてしまったのだ。本当は海外出張が多かった時代に一番必要だったのだがその頃は度胸だけで過してしまった。読む方はそこそこだったが会話は明治維新と同じカタカナレベル。一番重要なことは外人に臆さない事、3回言い直せば伝わらないことはない、LとRなど所詮日本人には無理と言う信念だった。幸いだったのは英語圏への出張は少なかったことだ。相手も片言なら互いに理解しようと努めるからあまり不自由は感じなかった。ホテルや乗り物は常套句でなんとか行ける。簡単に言えば「その場凌ぎの英語」でやり過ごしていた。
 ところが最近気づいたことは日本語も英語並みにしか聞き取れないことがある。あまり行かないがファーストフード店ではかん高い女性の早口は聞き取れない。大概もう一度と言ってしまう。TVショッピングの女性の司会者の言葉は英語以上にリスニングは困難だ。ネットで見ると、人間は、50代のころから、400Hz以上の高音が聞き取りにくくなる。60代では特に会話で用いられる500〜2,000Hzの高音の聞き取り能力が大きく低下する。70代を超えてくると、2人に1人は難聴と呼べるような状態になってしまう、とのこと。こちらは語彙の問題ではなく周波数と分かってちょっと安心したのだが。
 初対面の人と英語で話すときコツがある。最初の挨拶や自己紹介の時あまり流暢に喋ってはいけない。向こうは英語ができると勘違いしてしまう。本当はカタカナ英語しか出来ないのだからまずこちらの実力を知らしめることである。相手がインテリであればあるほど気を遣って易しく話してくれる。若い頃アメリカに何度か行くことがあったが兎に角ファーストフード店で通じない、聞き取れない。まだ老人性の難聴になっていない頃である。あの売り子達はインテリではなかったのかも知れない。多くの分野の入門書が本棚にあるが、出門書はない。入門の対義語のもう一つは破門であるが、多くの分野で破門を喰らってしまったのかも知れない。論語に関する本を取り出した。結構必死で読んだ方である。しかし今は「なるほど」と思ってしまい当時の感激はない。最後は「釣りの仕掛け入門」を暫く読んだ。確かにこれは出門も破門もされていない。説明を読み進めると、なるほど、と感激してしまう。


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