太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

恐るべし百均

2020-09-28 07:31:22 | 日記
 家の近くに百均の店があり時々文具などを買いに行く。昔は瞬間接着剤何とかαなど相当高く貴重だったが金属用、ゴム、プラスチック、木材用など沢山種類があり釣り具の修理など相当役に立っている。先日はもしやと思い靴の滑り止めを探しに行った。相当前誕生日か何かで貰ったサンダルで大変気に入っている。足へのフィット感が頗る良く、上の部分の傷みは殆どない。ところが底の部分は凹凸が無くなりスリッパの裏のようになってしまった。ちょっとした水溜まりや苔の生えているところで滑って危うく転びそうになったことが何度かある。いよいよ寿命かと思っていたがもしかして後付けで貼りつけるような滑り止めがあるかと思い行ってみたら有った。買って貼りつけたら新品同様に滑りはなくなった。玄関前の道路で苔が生えているところで試したらアイゼンでも付けたように滑らない。次に思い出したのは運動靴である。これもキャラバンシューズのような上の部分は破れもなく新品同様であるが靴裏が擦り減ってこれもスリッパの裏のようになっている。先日釣りで法面の石で滑って危うく転んで大けがをするところだった。探したら踵の部分に貼りつけるものがあった。さらに足裏前部にはサンダルに貼りつけたものと同じものを貼ってみた。勿論これも石垣で効果を試したらピタリと止まる。捨てようと思ったサンダルと靴が合計300円で蘇った。何万円もするスニーカーがある時代、何だか物凄く得をしたような気分になった。
 百均の品揃え恐るべしである。生活分野ごとにコーナーは分かれているが品揃えはノウハウがあるのだろう、こちらが庶民生活を送っていることもあるがもしかしてと思うものは大概揃っている。形や用途は分かっているが名前を知らないという道具はまず100均で探せば見つかる。大企業のマーケティング部門でも出来ないことである。昔社長が100円の使い捨てライターを見せて、君たちにこれが100円で作れるか、複雑な金型だって要るし多分原価は30円くらいだろう。ありふれた物に大変な工夫が詰まっていると言っていた。幸之助さんは、10%のコストダウンで喧々諤々議論しているのを聞いて、あきまへんなあ、半値にするにはどうしたら良いかから始めよと言ったそうだ。半値なら発想の転換が必要だという逸話である。滑り止めは剥がれたところでいよいよ寿命と思えば良い。貼り直すかも知れないが。
 部屋を見渡せば100均商品が相当ある。韓国ドラマに出て来る部屋とかタワマンの最上階ではこんなことは無いだろう。生活臭のない部屋に憧れながら生活雑貨に囲まれて生活を送っている。買って後悔したことがないのも百均商品である。そもそも後悔するほどの値段ではない。家や車ならちょっとしたことで後悔するものだが100均は妙なところで満足感を与える。言っておくが殆どの物は買おうと思えば買える、貧乏でもケチでもない、ただ贅沢品は買わない。それを上回るのは修理が大好きなのである。もしこのブログ、将来読み返すことがあったら何歳の時に書いたものと思うだろうか。絶対に高齢者になってからとは思えない。内容が実に若々しくおまけに稚拙である。残りの人生、100均の継ぎ足しでなんとかなりそうな気もしている。