太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

車酔い

2018-06-06 08:08:33 | 日記

自転車で散歩、いや散車かブラブラしていたら行く手に軽乗用車が運転席のドアをフルオープンにして止まっている。無神経なやつも居るもんだと少々憤慨して傍を通り抜ける時、ドアが危ないと優しく注意しようと思ったが誰も乗っていない。ドア開けたままで駐車かと益々腹が立ってきたが通り過ぎる時車の後で側溝にゲーゲー吐いている女の人が居た。自分で運転していて車酔いかとも一瞬思った。実際自動車学校の運転実習で酔った我が息子の話を聞いたことがあるのであながち無いことではない。

自転車を止めて大丈夫ですかと声を掛けると、大丈夫ですスミマセン、ツワリのもんですからと小さな声で答える。ドラマで見るようにツワリは暫くすると治まるのだろうと納得しながらも、ドアは閉めた方が良いですよ、後続の車に引っ掛けられるとたいへんだからと言うと、ありがとうございますと苦しそうに答えた。ほんの少し間を置いたがそのまま自転車に乗って走りだした。

暫く走っていると、きっと病院に行く途中に具合が悪くなってやっと路肩に止めて吐いていたに違いない。自分で運転しなければならない事情もあったのだろう。でもあのままの状態が続いたら大変だろう、場合によっては自分が運転しながら送ってやろうと思いU-ターンして来た道を帰った。現場までくると側溝の蓋にゲロ跡を残して車は居なかった。駅のホームに残したサラリーマンのゲロ跡はこの大馬鹿野郎と思うが、妊婦さんおことを思うと何だか気の毒に思えて来た。最初に見た時、運転変わってあげましょうかとでも添えれば良かったと思った。田舎街なので病院だとしてもそんなに遠くは無いし、自転車で走り回るようになってから何が何処にあるかは段々わかるようになっていたから。善意を全うするのも難しいものである。あと一声、一押しができない。