ゆっくりかえろう

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リコーフレックスニューダイヤ

2010-11-25 | カメラ紹介

 リコーの2眼といえば 前玉 ギア回転の機種が有名ですが

 その後の機種がこれです

 2眼レフ競争が激しくなり やがてリコーも路線変更を余儀なくされ

 作り出したもの

 リニューアルの最初に出たリコーフレックスダイヤは フィルターマウントが

 ねじ式でした それを更に改良し バイヨネットマウントにしたのが ニューダイヤ

 ほかのカメラに追従するように 前板繰り出しになって特徴がなく

 唯一レンズ繰り出しに 横から左右に飛び出した振り子レバーというものを装備していますが

 これも画期的な機構とはいえず

 ダイキャストボディになりカメラがかなり重くなり しかも高価になったので 結局

 思うように売れませんでした

 保守的なところはリコーらしくありませんね

 レンズは悪くないし 重いけど丈夫だし いいカメラなんですけどね

 売れ行きとカメラの評価は別物なのです


ローライフレックスT型

2010-11-24 | カメラ紹介

  ローライフレックスTは フレックスとコードの中間位置にあるカメラ

  といわれますが それはカメラ操作系はクランク巻上げ ファインダー交換

 シャッター前面押しボタンなどフレックスのものと 同等のものが使われていて

 レンズはいちランク下の4枚だまのテッサーだからなのです

 しかし初期の頃のフレックスは テッサーが使われていました

 テッサーといえば長い間ローライフレックスの看板だったのです

 フレックスTも最初こそツアイスのテッサーでしたが

 後期はシュナイダーのレンズに代わられてしまいます

 だからテッサーつきのTは 貴重なのだと思います

 この機種は最高機種フレックスFと同じように ファインダーとスクリーンが交換可能です

 フレックスより軽いしセミオートマットだし 使い心地はなかなかのものです

 人気もかなりあって値段はコードより上で 新しい機種らしく きれいなものが多いです

  コーティングしたテッサーですから 戦前のものよりずっと写りはいいのです

 フードやフィルターは ローライコードと同じサイズですから 実用には有利です


コニフレックス II型

2010-11-23 | カメラ紹介

 コニカの2眼レフは数が少なく また参入も遅く 営業的に成功したとはいえませんが コニカらしく高性能で比較的独自路線をゆくカメラをつくりました。

 中古市場ではその数の少なさと 写りのよさ また独創的な機構などで 隠れた人気があります。

 レンズが独創的で たいていの2眼レフはローライに習って 75ミリか80ミリレンズをつけるのですが コニカは85ミリとやや望遠よりのレンズをつけています。

 また繰り出しの関係か 無限位置よりさらに沈胴してレンズをしまいこむことができます。

 そのため沈胴位置ではシャッターが下りないようになっています。

 このカメラは多重露光装置があって その装置が邪魔をして 時々巻き上げできなくなります。

 私のは スイッチが入ると シャッターを何度も押せるモードになるのですが これを解除できないので 次のコマに進めないのです。

 少しオイルをさしていったんは直ったのですが 時々グズります。

 レンズは写りもよく さすがコニカだなと感心しますが 85ミリなんて画角は ローライ式の2眼レフに慣れた身にはなじみがなく戸惑うことが多いです。

 逆に広角よりにしてくれたら きっとそれなりのベストセラーになったかも?

 コニカなら出来たと思います

よ。 


ローライコードII タイプ1

2010-11-23 | カメラ紹介

 ローライコードで2型ほど 種類が多くややこしい機種はありません

 カメラの進化の過渡期にあったのか バリエーションがそのままカメラの進化の歴史になっています

 レンズはこのときはまだカールツアイスのトリオターがついていて 3枚玉ですが

 これが好きだという多くのファンがいます

 真ん中はきりっとしていますが 周辺はやや流れて優しい感じ

 それが却ってポートレートにはよく 真ん中を引き立たせて浮き上がった感じになります

 周辺が流れるといっても 中版はトリミングするのが当たり前の時代でしたから 平気でした

 ファインダースクリーンは暗いですが ありがたいことに真ん中だけ明るいので ピントは合わせやすいです

 真ん中でピントを合わせてから アングルをずらせばいいのですから使い勝手は悪くないのです

 ピントのやまはつかみやすいほう このカメラが自分にあっているのか 使いやすくカラーバランスも悪くありません

 唯一ローライコードでは定番のシャッターですが ボタンがなくレバーの行きかいで操作するのがやや苦痛なので

 ショートレリーズを使っています

 これなかなか便利ですが 廃盤になっているので  探すのが大変です

 最近復刻版が発売されて(サードパーティで)使っています

 銀座のレモン社か 中野のフジヤカメラで見かけます

 私はレチナでも使います

 この書体のローライコードは2型の1までで 2型の2からは書体がかわります

 


リコーフレックス VII M

2010-11-22 | カメラ紹介

 リコーフレックスは2眼レフブームを作り 引っ張ってきたカメラ

 作りを簡略化し部品点数を減らし 無駄を省いてカメラを作り

 それでもレンズはいいものを使い カメラとしては軽く簡単操作で

 安く買いやすい リコーフレックスは記録的に売れました

 フィルム装填は分かりやすく 他のカメラより簡単です

 沢山のメーカーがリコーフレックスのマネをし 雨後の竹の子のように

 生まれました

 リコーフレックスは機能を簡便化し 最低限に絞ります

 ピントあわせは上のレンズと下のレンズをギヤでつなぎ

 ビューレンズとテイクレンズを同調させながら距離あわせをします 

 ローライのような複雑で部品点数の多いシステムは使わず

 簡単確実で狂いにくいやり方です

 高級感はありませんが 道具としては合理的なものでした

 このカメラ 低速シャッターを省略し 鉄板を張り合わせ 部品点数を減らし

 レンズは3枚玉 ファインダーも必要最低限のシンプルカメラですが

 よく写ります

 ただし 高級感はありません