今回の旅で是非会いたいと思っていた馬がテイエムプリキュアです。2009年の日経新春杯の大逃げの優勝で、逃げ馬の魅力を教えてくれた馬です。秋のエリザベス女王杯の2着も素晴らしかった。あのブエナビスタにも負けませんでした。
テイエムプリキュアを見たいと思って、サラブレッド街道の入り口にあるタニグチ牧場の看板を見ていたら、馬を連れた数名の人が居たので声を掛けてみました。見学は「競争馬のふるさと案内所」で予約が必要ということで、案内所の場所を聞いたら、ここではなくてもう少し先にあるとの事でした。「どんな馬を見たいのですか」と聞かれたので、「テイエムプリキュアです」と言うと、「それはうちの馬ですよ」と言われ、「予約しないと見られないけど、明日はセレクトセールで忙しくなるので、今日見せてあげます」と言って、厩舎のプリキュアの仔と牧場のプリキュアを見せてくれました。
プリキュアは子育てを放棄したそうで、仔馬は他の養母馬につけているそうです。
お父さんはディープスカイ(鼻筋にその血筋を感じます)で、プリキュアと同じく長顔でそっくりです。
プリキュアは牧草地で過ごしています。この牧草地の大将で、ジャイ子と呼ばれてました。現役時代もとても気分屋で、能力はあるのに気分が乗らないとレースを止めてしまうワガママな馬だったそうです。それはともかく、顔を撫でてあげて写真を撮りました。会いたかった馬に会えて、とても良い気分でした。
午前中に見た社台系の巨大な牧場とは違って、タニグチ牧場は小さな牧場でした。
忙しい中、牧場のいろいろな話を聞かせてくれて、大変親切にしてもらってとても感謝しました。これからも陰ながらタニグチ牧場を応援していきたいと思います。
また、プリキュアの仔がどんな走りをするか今から楽しみです。