霧島アート牧場の隣に「霧島アートの森美術館」があります。
現代美術、彫刻等を展示する野外美術館で、メインは屋外に設置してある作品です。案内に従って見て廻ったのですが、現代美術の見方がよく判らないこともあって、「これは何だろう」とぶつぶつ言いながら見ていきました。ひとつの作品をじっと眺めていると、いろんな疑問が浮かんできます。それに対して自分で考えたり想像したり話してみること、おそらくそれが作者の意図ではないかと思いました。見る人が考える、そうすることによって作者と交信する。それが現代アートの見方なのかもしれません。
写真は、シンガポールのタン・ダ・ウの作品で、「薩摩光彩」(ステンドグラス、ステンレス・スチール)というものです。さつま芋の葉の形をしたフレームとステンドガラスで構成されていて、光と影の木立の中に異色の光彩を放っていました。
しかし、真夏の屋外の芸術鑑賞は疲れます。夏でも涼しいはずの霧島の高原ですが、作品を見て普段使わない脳みそをたくさん使ったお陰で汗だくになってしまいました。
芸術鑑賞は、やはり秋がオススメです。