世界はキラキラおもちゃ箱・第3館

スピカが主な管理人です。時々留守にしているときは、ほかのものが管理します。コメントは月の裏側をご利用ください。

星の女神

2024-09-30 01:21:13 | 画集・線刻派

パソコンが壊れている間、書斎の資料の山を探検していたら、見つけました。

これはどこかで前にも紹介したような気がしますが。せっかくなのでまたあげます。

かのじょの作品は見ていてほっとしますね。とてもやさしい。

今では、どんなにがんばってもこんな絵は描けません。




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一日に一度は

2024-09-29 01:21:39 | 月夜の考古学・第3館

朝 風や光を入れるために
家の窓を開けるように
一日に一度は
目を 深く閉じて
神さまの顔を見よう
そして
霧の向こうに つないだ船を
たぐり寄せるように
本当の自分を 確かめよう

日々のあくたにまみれたまま
心を見捨ててしまわないために
一日に一度は
風に耳を浸し
花に耳を寄せて
神さまの歌を聞こう
岩の上で日を浴びる
トカゲのように
額をあげて
暖かく大きな光の中に
飛び込もう

一日に一度は
一日に一度は
神さまの前に立とう
鳥が翼をひらくように
大きく
心のカギを ひらいて



(2002年)




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むらさき色の花

2024-09-28 01:26:43 | 花と天使・第2巻

植物図鑑の中に、紫色のかわいい花を見つけたので、それをヒントに描いてみました。

葉っぱのところなんかはいい加減ですけどね。

この絵もネタがつきかけているので、しばらく図鑑を頼りに、いろいろがんばってみたいと思います。




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幻想

2024-09-27 00:48:09 | 詩集・こどもたちへ

おまえの魂に
銀色の蝶々が
卵を産む

月の満ちる晩に
それは静かに孵って
おまえに
愛の秘密を
教えるだろう

水のように
沁みとおってくる
愛の秘密に
おまえの魂は
すべて
変わってしまうだろう

銀色の蝶々は
神様の手紙
不思議な卵を
産みながら
世界中に
流れてゆく




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ルナ

2024-09-26 01:18:28 | 花と天使・第2巻

やっぱりこれが雰囲気が一番似てますね。

もともとこの絵柄は、かのじょを描くために考えられたものですから。

かのじょの魂の姿は、こんな風に実にかわいらしいのですよ。

これで男なんです。

本人はこれがつらいらしいんですけどね。





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こどもたちよ

2024-09-25 01:38:30 | 詩集・こどもたちへ

こどもたちよ
友達を
馬鹿にしてはいけない

人間はね
人間を馬鹿にしては
いけないのだよ
そんなことをすれば
自分も馬鹿になる

人間はみな
同じ人間なのだ
君たちはみな
同じ水の中を泳ぐ
魚なのだ
汚い言葉で
誰かを馬鹿にすれば
水に溶けたその毒が
自分のところにも流れてくる

だから
友達を
馬鹿にしてはいけない
友達が悪くても
馬鹿にしてはいけない

友達には
きれいな言葉で
あいさつしなさい

憎みあって
嫌いあって
馬鹿にしあってはいけない
そんなことばかりしていれば
人間がみんな
不幸になってしまうんだよ




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ヴェガ

2024-09-24 01:52:08 | 花と天使・第2巻

これはほんと似てません。

本人はもっとたくましくてどっしりとしています。

この絵柄に合わせて、こんな風に描いてみたというだけですね。

でも愛は感じますよ。

彼がかのじょに合わせて、このかわいい世界の中に現れてくれたという感じです。




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機械仕掛けの

2024-09-23 02:13:04 | 詩集・こどもたちへ

機械仕掛けの
金の小鳥に
愛の真似した
嘘を歌わせ
俺は聖者の
かつらをかぶり
それに合わせて
いればよかった

幸せの実の
すずなりになる
金の林檎の
林の中で
迷子みたいに
道に迷って
苦しむなんて
思わなかった

偉い聖者の
仮面の下で
息もできずに
むせび泣いてる
おれは砂漠の
魚の骨か
それとも山で
沈んだ船か

矛盾の風が
吹きすさぶ野を
さすらう俺の
寒い心を
振り向くものも
だあれもいない
おれは一人で
地獄を迷う




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サビク

2024-09-22 02:11:11 | 花と天使・第2巻

今度はサビクを描いてみました。

でも似てません。

サビクはゆるやかにウエーブした髪をしているので、こんな風に描いてみただけです。

まあこの絵柄は、髪と翼と服の色以外は、みんな同じですからね。





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空色の迷宮

2024-09-21 01:29:21 | 詩集・こどもたちへ

何もない
蒼い虚空に
ひとりぽっかりと
浮かんでいる気分だ

遠い喝さいの声が
潮騒のように耳につまり
おれを異世界に
引き込もうとする

嘘で作った
架空の聖者の衣をまとい
いてはならないところに
頑固な草のように
生えているおれを
おれは遠くから
幻のように見ている

大空は
魂の迷宮だ
どこにもいけない馬鹿が
失ったものを探して
何もない虚空を
さまよっている

神が
世界中にばらまいた
白い飴を拾って
おれも本当の世界に
行きたい

だけど
見えない迷宮の壁に
阻まれて
おれはここから
どうしても動けない




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