世界はキラキラおもちゃ箱・第3館

スピカが主な管理人です。時々留守にしているときは、ほかのものが管理します。コメントは月の裏側をご利用ください。

女性並みに美しい男

2017-12-30 04:17:46 | 冬の日差し・夏の月


美しく描いてありますが、これは天使ではありません。サタンとその仲間を描いた絵です。

女性的な美男という感じに描いてありますがね、これは不可能なのです。人から顔を盗んで自分にくっつけでもしない限り、悪魔はこんな顔をすることはできません。

悪いことをすれば、霊魂というものはかならずその美を損なう方に変ってしまうからです。醜く、小さく、老いてゆく。それでありながら、目つきや表情はいやらしく子供っぽい。悪魔というのは、いやなことをすればするほど、そういう風に変わっていくのです。

顔というのは、その人の本質と、それまでやってきたことをそのまま表すものなのです。

ところで、女性並みに美しい男、というのが、今一番あなたがたの興味を引いているようだ。実質、男性も女性並みに美しくなることは不可能ではありません。かのじょのように、悪いことをせず、きれいなことばかりしていけばよい。そうすれば男性も、目を見張るような美女という感じの美をまとうことがあるのです。

ですがたいていの男性は、すぐに痛いことをして、自分を男らしく変えてしまいます。女性そのものと言ったきれいな顔をしていれば、いろんな馬鹿なやつらに、いやなことをされるからです。

かのじょの場合は、徹底的に嫌なことができなかったから、ああなってしまったという、非常に特殊な例です。男らしくなろうにも、悪いことができないので、どうしてもそっちに行けなかったのです。

美しいでしょう。かのじょのおかげで、女性存在に女性の進化形を教えることができる。それによって、男性へのコンプレックスに悩んでいた女性が救われる。それと同時に、男性もまた救われる。男も女性並みに美しくなれるということがわかっただけで、女性美に対するコンプレックスが格段に減るのです。

しかし本人は、あの顔でいるのはつらいんですよ。本当はシリウスのように男らしくなりたいと思っているのです。男なら男らしくなりたいと思うのが自然ですから。しかしかのじょは、霊魂の姿では一度も男っぽい形になったことがない。

本人はつらいのですよ。真似したい人はいるようですがね、アンタレスも言ったように、わたしはお勧めしません。やめておきなさいと言います。わがままでなく、何かの美しい求道心があってのことなら何とかなるかもしれませんが。

あの人がどんな目にあったか、よく考えてごらんなさい。





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