上武散歩道

ダイエットのため毎日徘徊。
足で見つけた群馬と埼玉の情報を
綴ってみます。

19時ころの大きなゆれ

2011-03-19 20:19:53 | その他
ここのところゆれが少なかったから油断していた。
このまま余震活動も終息に向かうと・・・

大きな揺れに慌ててしまった。
今日は畑の手伝いで実家にいたので、慌てて深谷の自宅と、水戸の友人に連絡した。
どちらも無事だった。

今日の畑はサク切り。
普段ならサク切り機でするところだが、
燃料節約のため鍬を担いで徒歩で畑へ。

腰に来た。

「機械化前なら当たり前、普通のことだ。鍛え方が足りないな。」
そんな亡父の言葉が聞こえた気がする。

大丈夫。
あなたが普通にやってきたこと。
俺に出来ないはずがない。

ちょっと前に読んだ本にあった
「ちょっと前の日本の暮らし」と言う言葉。

今ほど便利じゃなかったけれど十分幸せだった。
みんなが助け合っていた。つながっていた。

僕は今、この言葉を実感している。

畑のそばのガソリン渋滞。それを眺めていたおばあさんと少し話した。
3月10日、地震の前日は東京大空襲の日だ。
おばあさん、空襲にあって、疎開して、群馬に住み着いたそうだ。

おばあさんのお姉さん、おばあさんを背負っていて服に火がつき亡くなったそうだ。
そのあと、軍人さんや近所の人に助けられて、おばあさんは助かったそうだ。

そのおばあさん、ガソリン渋滞を眺めながら、こういった。

「大丈夫。私の母ちゃんは、関東大震災も空襲も生き抜いたよ」
最近涙腺のゆるい僕は涙がこぼれそうだった・・・

大丈夫。助け合って、やれることをやっていこう。

少ない人口で、500人の被災者受け入れを決めた片品村の大英断。
ほかの市町村にも広げなければいけない。