上武散歩道

ダイエットのため毎日徘徊。
足で見つけた群馬と埼玉の情報を
綴ってみます。

釜石の津波

2011-03-12 20:18:17 | その他
7時のNHKニュースを見ていた。
一番最初に映ったのは見覚えのある釜石の港。
あのリアス式海岸の奥まったところに、
大量の海水が押し寄せていた。

半年前、あの海岸沿いの道を通ったのだ。
高台に避難した人の中に、知った人がないか画面に釘付けになった。
画面にその顔を見つけることは出来なかったが、
あの濁流をみると、人々が避難できたことに感動する。
一人でも多くの人が無事でありますように。

原発のニュースには言葉を失った。
しかし、原発の是非を問う資格は僕にはない。
今でも、原発の発電のおかげで電気が使えている。
ただただ現地の無事を祈るのみ。


祈る

2011-03-12 07:34:22 | その他
夜が明けた。
夜明け前の信州の地震で目が覚めた。

東の空は赤々と、いつもよりも妖しく美しいようにすら感じた。
どんな災害があっても、愛しい者が亡くなっても、
地球はいつもと変わらず自転を続ける。

明るくなるにつれ、テレビに映し出される海岸沿いの被害の様子は
ただただ唖然とするばかり。

水戸の友人と連絡が取れた。
何とか無事とのこと。
東北の友人とは連絡を取れない。
正確に言えば、連絡を取っていない。

きっと、彼らにとって、自分の生存を伝えたいのは僕ではない。
彼らが愛し、守りたい人たちなのだ。
その人たちの消息を彼らは狂おしいほどに求めているに違いない。
それは僕の知らない、東北の人、みんなの願いに違いない。

僕が彼らと連絡を取れたところで、それは自己満足でしかない。
連絡が取れても、僕がほっとするだけのことで、
彼らに何かしてあげられるわけでもない。
こんなとき、言葉は本当に無力だ。

僕が連絡を取ろうとすることで、
回線を混雑させ、彼らの情報収集を妨げるならば、
僕はこの不安をひとり抱えていたい。
半年後、きっと無事の連絡があると信じて。

僕は宮沢賢治じゃないから
「ワタクシノ スベテノ サイハヒヲ カケテ ネガフ」ことはできない。
それでも少しでも
被害の広がらないことを心から祈りたい。