今日はいよいよフルートカルテット本番です。ということで、西早稲田にある早稲田奉仕園スコットホールにやって来ました。
御覧のように重厚な煉瓦造りのチャペルで、ホールの中は
こんな感じです。チャペルなのでかなり天井高もあり、響きもなかなかいい感じです。下手には
こんな立派なパイプオルガンもあり、雰囲気もなかなかです。
お昼前に会場入りしてステージリハーサルをして、いよいよ本番がスタートしました。
プログラム前半は二つのロッシーニでした。個人的に、特にニ長調の第一楽章のパートソロがステージリハーサルですら上手く弾けずに焦っていたのですが、いざ本番になったら諦めがついたのか今までになくスムーズに演奏出来て、自分でも驚きました(オイ…)。
後半はダンツィとボルヌの『カルメン・ファンタジー』の二曲でした。ダンツィはニ短調という緊張感のある調性の弦楽器のユニゾンから始まるのですが、ホールの響きと相俟って実にきびきびとした演奏が出来ました。ボルヌはフルートの独壇場で、演奏後聴衆の喝采を一身に受けていました。
アンコールにはチャイコフスキーの『アンダンテ・カンタービレ』を演奏しました。通常弦楽四重奏で演奏する曲ですが、第一ヴァイオリンをフルートが演奏するというのも、なかなか面白いものでした。全てのプログラムを終えてから、最後にお客様を演者全員でお礼を込めてお見送りし、無事にお開きとなりました。
今回は観客数もそんなに多くないということで一階席のみの使用でしたが、条件が良ければ二階席まで使ってお客様を入れられるかも知れません。今度は平日昼間ではなく土日祝祭日に開催するようにしようと思います?!
本日御来場頂きました皆様、本当に有り難うございました。また次の機会にも是非お越し下さいますよう、お願い申し上げます。