昨日のライブの疲れが出たのか、今日は未明から発症した妙な頭痛に悩まされていました。本来ならば出かけなければならなかったのですが、あまりにも頭が痛いので大変恐縮ながらキャンセルさせて頂きました。
とりあえず投薬して休んでいたのですが、夕方頃にはだいぶ症状がマシになってきました。ことによってはもう少し早く投薬していれば…と思ったりもしたのですが、それも後の祭りでございます…。
さて、具合もある程度どうにかなってきたので、とりあえず床から這い出て練習することにしました。何しろ6月に本番のあるフルートカルテットの曲がどれも難しいので、ボーっとしてはいられないのです。
中でも、フランソワ・ボルネの《『カルメン』のメロディによる華麗なるファンタジー》という曲が大変なのです。いや、一番大変なのは、どこで息継ぎをしているのか分からないような超絶技巧を駆使しなければならないフルートなのですが、それを下支えする弦楽三重奏パートもなかなか難しいのです。何しろオペラの名旋律を基に作られている曲ですから、一筋縄ではいきません。いろいろな箇所でテンポが揺れたりするのです。
ただ、幸いなことに今回の弦楽器奏者は全員カルメンを演奏したことがあるため、先日の練習でもあまり苦労した覚えはありませんでした。むしろフルート奏者が
「ピアノ伴奏よりもやりやすい。」
と仰ったので、そこはお役に立てているのかと…。
ということで、今宵はその超絶技巧曲《カルメン・ファンタジー》を、エマニュエル・パユの泣く子も黙る超絶技巧演奏でお楽しみ下さい。
Bizet / Borne Carmen Fantasy Emmanuel Pahud Y.Sado Kanagawa Phil