作曲家・趙 顕市の「愛別釜山港」

私が作詞・作曲した「愛別釜山港」「野ばらあなたたち」の紹介。歌は韓国の「ソン&リー」という姉妹歌手が歌っております。

小学校時代

2011-06-08 13:31:43 | Weblog
 今から認めますことは、もう何十年も前の出来事です。ですから大昔のお話ですが、最後までお読みくださればありがたく思います。
 私は京都生まれですが、まだ幼少の頃に、両親に連れられて大阪に、妹ともども引越してきました。そこは、沖縄出身の人が沢山住んでいた大正区と言うところでしたが、私が小学校に上がる前に、大正区から他の区にまた引越しをしました。結局私の両親にとってはそこが「終の棲家」となりましたが。
 さて私がここでお話したいことは小学校の頃の出来事の話なです。
私達がこの区で住むことになったのは、8軒位屋根や壁の連なった長屋だったんですが、私達は丁度真ん中ぐらいに位置していた平屋建ての家屋に居住していました。その家屋は賃借だったのか、買い入れたのかは、現在の私には良く分からないのですが、ただ小学校が徒歩で一分くらいの所にありました。極端な話、始業式の鐘が鳴り始めてから玄関の戸を開けて駈けていっても十分に間に合うくらいの距離にありました。その学校はM小学校と言い、5年生の終わりまで通学しました。と言いますのは小学校の残りの1年間は、S小学校に転校して通ったのです。時間にして私の家から徒歩で、片道2、30分くらいの距離の所に在りましたが、そちらの小学校に通うことになったのです。昔で言う越境入学でした。
 詳しくは分かりませんが、当時学区制になっていて、6年になるまで通っていた小学校にそのまま通学して卒業してしまいますと、次に上がる中学校が決まっているのでした。ところが私の両親が、最初通うべき筈だったT中学校が、余りにも出来が悪く、また暴力学校と言う、いわゆる「風評」が広がっていましたので、未だすこしでもましなS中学校に入学させたくて越境させたのです。
 前置きが長くなりましたが、今回書きたかったのはこのS小学校での出来事なのです。
 いわゆる越境入学した私はその小学校に通い始めたのですが、内心一刻も早くそのクラスに打ち解けたいと思ったのでしょう。そうすると、誰でもそうだと思いますが、人より目立ったと言いますか、注目を浴びたい、惹きつけたい行動に出てしまいがちです。でも私はそのS小学校で乱暴な行動に出たり、喧嘩等をしたりしたことは一度もありませんでした。ただ日常の言動で、一挙手一投足が派手になったり、また大胆になったり、一言一句を誇張したり、粉飾したことはあったかも知れません。それは先述しました心理状態からでした。本当のところを言えば、日々孤独な状態にあり、淋しかったんですね。
 結果、何人かの友達ができましたが、6年生の3学期の終業式の通信簿の欄の担任感想欄か批評欄に書かれていました。「甚だ乱暴なところがあり。他の生徒と諍いまでするようになり云々」と。
私はそれを読み、小さいながらも、非常に切ないと言いますか、悲しい思いをしたことを記憶しています。
その感想欄を読んだ私は心の中で悲痛な叫び声をあげていました。
「違うんだ。違うんだ。ただ淋しかっただけなんだ。友達がほしかっただけなんだよ。違うんだ。違うんだ!諍いなどしたことはない。先生は何にも分かっちゃいないんだ」
子供時代から私は人一倍内気で、弱虫で、泣き虫で、臆病で、神経質な子供であったことは認めますが、決して意味もなしに、他人に暴力をふるったり、いじめをするような子供ではなかったことは、いま改めて、ふたたび天地天命に誓いたいと思います。
 当時の小学校6年生の担任の先生(お名前は忘れてしまいました。でもお顔の輪郭や造作ははっきり覚えています)!
これで真実の私を分かっていただけたでしょうか。趙 顕市(当時は通名で通っていた)は正真正銘良い子でした。もし今尚ご存命され、当時の私のご記憶をお持ちなら、お改めくださるよう切にお願い申し上げます。切に切に。

 さて話は変わりますが、私はYou tube様に、2010年の7、8月頃から私の自作曲をどなた様にでも聞けるようにしていただいております。曲数はそんなに多くは無いんですが、紹介させていただきたいと思います。それと11年6月7日までのご視聴回数を記してみたいと思います。
  Ⅰ、「人生一度」蝉、猿の二つの画像あり。ご視聴回数6202回
  Ⅱ、「愛別釜山港」日本語、韓国語バージョンがあり。ご視聴回数1385回
  Ⅲ、「哀別釜山港」ご視聴回数365回
  Ⅳ、「宇治川未練」ご視聴回数522回
  Ⅴ、「野ばらおまえたち」ご視聴回数209回
  Ⅵ、「野ばらあなたたち」ご視聴回数150回
  Ⅶ、「愛恋讃歌」ご視聴回数148回
まだお聴きではない各位には、一度ご拝聴たまわりますようお願いもうしあげます。またそれぞれの曲は一切市販しておりません。ただYou tube様のみにてお聴きいただけます。
お聴きいただき、各位に口ずさみ、唄っていただけるならば幸甚です。でも、現在カラオケ化されていませんので、カラオケ化出来ますようご協力ご支援いただけますようお願い申し上げます。