作曲家・趙 顕市の「愛別釜山港」

私が作詞・作曲した「愛別釜山港」「野ばらあなたたち」の紹介。歌は韓国の「ソン&リー」という姉妹歌手が歌っております。

言葉

2007-06-03 11:01:09 | Weblog
 人間社会の中で生きて行くって、本当に大変なことだ。58歳の半ばになっても、その問題で悩まない日々はない。自分が発した思いがけない言葉。態度。また、他人が発した言葉。振舞い。当然、この事で悩んでいるのは私だけではなく、世間の多くの人が、老若男女を問わず、心を痛めてるに違いない。
 日々の生活において私は、出来る限り相手の立場を尊重し、敬意や思いやりをこめて、細心に細心の注意をはらって、言葉を発し、振舞うようにしているが、それでも、不用意な言葉が飛び出す事がある。そんな時は、その瞬間から後悔と、自責の念で、しばらくは苦しむ事となる。そんな日は、家に帰っても安らげず、ビールも苦く、寝床の中では悶々としている。
 そして翌日、心無くも不用意な言葉を投げつけてしまった相手の言動の中に、平静さと言うか平穏さを見出すまでは、心から血を流すこととなる。
 私も心無い言葉や挙措や所作に、過去幾たび泣いたことか知れない。そして、今も尚、事あるごとに思い出され、悲しみの思いに囚われる事がある。
 幾つになっても、自身の振舞いや態度。発言には気をつけて、生きて行こうと思う。
 昔々の詩を一つ

  ふとおもうーー
  この二十と五年
  二十と五年の俺等(おいら)の人生
  なにからなにまで全部嘘ーー

  いや、少しは真実(ほんとう)だった
  真実だったあの感情は
  心(しん)の底の底から
  あなたを愛してた