にのじ@ばよりん的日常

バイオリン弾きにのじの日常生活!
仕事や遊び、色々書き込んでます。お気軽にコメントを書いて下さいね!

ありがたみ

2009-07-11 01:24:39 | Weblog
仕事に向かう時、車にETCカードをセットして料金所をするっと抜けて行く訳です。
もう何年もそうしてきましたからそのありがたみを感じる事もすっかり無くなっていました。

家から最初に高速道路に入る時、ここは小さなインターなので入り口のゲートは二つ。
ETC用と一般車用の二つ。
このインターのゲートが今工事中、料金所の職員さんの為の地下通路を作っているのです。
一日ごとに閉まるゲートが交代、ETCが使えない日と使える日が交互にやってくる。
問題は当然使えない日です。
入り口でおじさんからカードを受け取り出口でおじさんに料金を払う。
以前なら当たり前だったこの状態がいかに今は不便に感じるか。
一日おきに思い知らされているのです。

この工事はあと2ヶ月以上続くそうで、それまではこんな状態。
ゲートの前で列に並び窓を開け料金を払い、レシートを受け取り窓を閉めつつ走り出す。
時間がもったいないですね。
ETCはさすがです。

さて今日から2日間でカルメンの歌合わせです。
今日は初日と3日目のキャスト。
まだリハーサル、それも演技もなしで歌だけですから何とも言えないのですが。
今までやってきたカルメンとはちょっとイメージが違うかな。
ヴァージョンが違う事もあるだろうし、いつもならカットしてしまうような所もしっかりと演奏するし。
芝居とレシタティーヴォとの組み合わせ方が特殊みたいだし。
実際の所、舞台でどうなるのか見てみないと分かりませんね。
期待しつつ、明日はもう一組のキャストとリハーサルです。

楽譜

2009-07-09 00:28:40 | オーケストラ
今日からカルメンです。
指揮は佐渡さん、男臭い音楽と言っては何ですがでもどんどんと音楽を押していきます。
歌手が入ったらまた変わるのかもしれませんがダイナミックであります、相変わらず。

さて今回の公演は兵庫の芸術文化センターと愛知芸術文化センター、それと東京二期会の共同プロジェクト。
もう兵庫の公演は終わっていて兵庫のオケが9回もの公演で演奏しています。
その楽譜がそのまま我々の所に届いて東京で4回、それから名古屋で再び兵庫のオケが2回というスケジュール。
使用する楽譜は兵庫のオケのもの、それを我々が使いまた兵庫のオケが使うという順番。
なので楽譜に関して色々と困った事態になりました。

今回のカルメン、アルコア版という楽譜を基本に手が加えてあるヴァージョン。
兵庫で公演を重ねられた楽譜には当然のことながらあちらのオケのボーイングが書き込まれています。
このボーイングが悩みの種、普段我々が演奏しているボーイングとまるで違うのです。
簡単な場所なら多少の違いは克服出来ますが、困ったことに難しい箇所のボーイングが違うのです。
本当ならボーイングの変更は出来ないのですが、今回は変更した場所はチェックマークを付けて東京公演が終了した後に元に戻すという事になりました。
ライブラリアンには手間を掛けてしまいますが、良い演奏をするためにはこれも仕方がない所。
頑張ってもらいましょう。

その楽譜ですが、オケの個性というか環境が見えて来て面白い。
演奏すると楽譜には必然的に書き込みが増えていくものなんですが。
この楽譜にはそれが無いのです。
良いのか悪いのか、それは一概には言えない事だとは思うのですが。
音楽を作る時の息づかいが見えて来ない、不思議です。

縁が切れません

2009-07-08 01:08:54 | Weblog
長年の不摂生のつけか、年を取ったでいなのか。
このところお医者さんとずっと長くお付き合いを続けております。

簡単に言う所のメタボの治療に歯医者さんに耳鼻科、今日は更に皮膚科と内視鏡検査。
これでもかとばかりに押し寄せてくるのです。
治療費に薬代、いったい今年はいくら医療費に費やしたのだろう。
もうこれ以上新たにお医者さんと懇意にならない事を願っております。

この間入院した時にも感じたのですがレントゲンも進化し続けていますね。
今日歯医者さんで歯のレントゲンを撮影しましたが、もうフィルムは使わないのですね。
レントゲンの受光部から直接コンピュータのモニターにデータが送られて即時に見られるのです。
解像度も凄い、自由自在に拡大できるし。
20cmにもなろうかという自分の歯のレントゲン写真を見ながらお医者さんと今後の治療の方向などを話し合えるのです。
便利な世の中になりましたが、何か重篤な病気の時などは恐ろしい気もしますが。

歯の方は長期戦になりそうです。
じっくりと取り組んでいくつもり、当分虎ノ門に通う事になりました。


さて明日からは二期会オペラ公演「カルメン」の練習が始まります。
指揮は佐渡裕さん。
男っぽい音楽になるんでしょうか。
豪快に鳴らすのかな?

判っているのに

2009-07-06 00:59:37 | オーケストラ
オーチャード定期、今回のメインはプロコフィエフの「シンデレラ」をバレエ付きで。
先週のオーチャード定期が演奏会形式のオペラで今週はバレエ。
2回続けてちょっと変わった定期演奏会となりました。
これも面白いかもしれないですね。
お客さんの感想が聞きたい所です。

で、シンデレラといえば誰もが知っている物語。
このバレエもそのよく知っているストーリー通りに物語が進みます。
いじわるなお姉ちゃんたち、継母も。
魔法使いのおばあさんではなく妖精ですが、最初は老婆の姿で登場。
かぼちゃの馬車にガラスの靴。
真夜中で解ける魔法の力。
そしてガラスの靴を持って王子がシンデレラを探して。
最後はハッピーエンド。

そう判っているのです、最後に王子が靴を持ってきて彼女があの女性だと解る場面だと。
でもダンサーの情感たっぷりの踊りと演技で感動的な空間が出現するのです。
こうなってああなって、そう次はこうなって。
判りきっているのに感動してしまう。
音楽とダンサーの醸し出す非現実にも思えるような軽やかさ、最後の場面のすばらしさが今日も胸に迫ってきました。
子供向けだとか、シンデレラだろうとか、そんな事を言う人も居るとは思いますが。
でも確かな芸術的時空が出現するんです。
ダンサーって素晴らしい!

ポチっと

2009-07-05 00:24:16 | Weblog
何でもワンクリックで買える便利な時代です。
と同時に非常に危険な時代でもある訳でして。
ついついポチっとクリックしてしまうこともしばしば。

疲れていたりすると尚更ですが、先日ポチっとやりました。
で、今日そのブツが到着。
何を買ったかと言えば「腕時計」です、それも今お気に入りの腕時計の色違いのもの。
去年のゴールデンウイークに軽井沢のショッピングモールで見つけた限定モデル。
お値段はそれなりにしたのでちょっと思い切りが必要でしたが、それでもその色とシンプルなデザインが気に入って。
そのモデルは3色あったのですが3つはとても買えるような財力もなく。
一つあれば十分だろうと思っていたのです、が。

つい先日その時計を購入したショップのサイトを見ていたところ、一時は売り切れとなっていたそのモデルのうち2色が売り出されていたのです。
一つは私が持っているカラー、で、もう一つが、おおっ、安いっっっ!
何とその2色とも私が買った時の3分の1の値段!
次の瞬間、指はポチっとクリックです。
いやあ、恐ろしいような、幸福のような。

いや、恐ろしいのです。
後日、またそのモデルの別のカラーを発見。
指が勝手に・・・。

長いのか短いのか

2009-07-04 00:51:23 | オーケストラ
シンデレラも練習の2日目、踊りとの合わせも上手くいってこれなら本番も大丈夫。
ですが一つ感じたことが。

今回は定期演奏会でのコンサートバレエという特殊な公演のため、出演者の数も限られてしまっています。
ここが先日の椿姫との一番の違い、椿姫はキャストをきちんと揃えて全曲をちゃんとやりました。
今回は筋立てに沿って音楽は進行しますが所々カットして上演時間を1時間以内に納めてあるのです。
キャストの人数の制約もありますしステージの構造上の制約ももちろんあります。
ですから音楽が切れ目なく進行している中で踊る場面と踊らない場面とが半々くらいでしょうか。
音楽だけで勝負する箇所が結構なウェイトを占めていたりします。

物足りないなと感じたのは2幕の舞踏会の場面です。
バッサリとカットしてありまして、王子とシンデレラのバリエーションもちょっとだけ。
ここが見物だと思うんですけどどうなんでしょう?
どうせなら他のプログラムを止めてシンデレラだけどんと上演した方が良かったのでは、などと思った次第。
オーチャードのステージなら踊るスペースは十分にとれると思うんですよね。
きちんと休憩を入れて全幕を通して演奏した方が良かったような。
予算の関係もあって出演者を全て揃えるのは難しいかもしれませんが、考えて欲しかったな。

前プロ2曲とシンデレラとの関連性が解らないのです。
果たしてどういった意図なんだろう?

組み合わせる

2009-07-03 00:14:35 | オーケストラ
今日からは次のオーチャード定期の練習です。
前回は演奏会形式のオペラでしたが今度はコンサートバレエ。
ステージの上にはオーケストラがいてその前と後ろの空間を使ってダンサーが踊ります。
2回続けてちょっと変わった演奏会となります。

バレエの演目はプロコフィエフの「シンデレラ」です。
新国の年末のバレエ公演では「くるみ割り人形」と交互にかけられるバレエですね。
子供も大人も文句なく楽しめるバレエ、特に新国版はイギリスのロイヤルバレエの振り付けによる公演。
いじわるな二人の姉達は男性が踊ります。
振り付けはフレデリック・アシュトン、実はロイヤルバレエの公演では彼本人が姉役で踊っていたんですね。
これがまた抜群に面白いのです。
私は今から40年前のロイヤルバレエのシンデレラの録画を持っていますが、この中でアシュトン自身が踊っています。
すっかりお年を召して踊ると言うよりは移動しているだけ、みたいなのですがさすがにツボを心得ていて面白い。
今回はこのヴァージョンではありません、通常どおり女性がいじわるな姉達を演じます。
見慣れた男性と違い何とも可愛らしくも憎らしいお姉さん達なのが可笑しいのです。

プロコフィエフの音楽はいつ聞いても、何度演奏しても新鮮な驚きに満ちた音楽。
たくさんの音が一度に鳴っていて、またいくつものメロディが同時に進行していて。
またそれが様々な楽器の音色の組み合わせでどんどんその色が変化していくのです。
そして和声の進行の見事さ、ぞくっと背中をくすぐられたような快感があります。
ロメオとジリエットも見事な作品ですがこのシンデレラも凄い音楽です。
この音楽と目の前で繰り広げられるバレエとのコラボ、面白い公演になりそうです。

さて昨日は富山から帰宅、ちょっと遠回りして六日町で道草を。
大河ドラマ「天地人」の最初の舞台になったその場所ですね。
八海山のふもと、ゆたかな緑と水と、でも今はたくさんの「天地人」ののぼりに埋め尽くされて。
どこへ行っても天地人と書かれたお菓子や食べ物、兼続の文字が踊るグッズの山。
いやあ凄かった!