にのじ@ばよりん的日常

バイオリン弾きにのじの日常生活!
仕事や遊び、色々書き込んでます。お気軽にコメントを書いて下さいね!

今になって

2008-10-11 02:27:02 | すぽおつ
セリーグの優勝が決まりました。
我ベイは今シーズンはまるで別のリーグで試合をしていたみたいにも思えます。
最初から最後まで徹底的に最下位、シーズン100敗は免れましたが90以上も負けてしまったのです。
とにかく投手が崩壊状態、若手を育てるとは言ってもルーキーズ頼みではねえ。
ホームラン王と首位打者はどうやらベイから出るみたいな情勢ですが、果たしてこれはどう位置づけたら良いのやら。

昨日今日と優勝を争うチームと試合をしてどちらも勝ってしまいました。
果たしてリーグの終盤を盛り上げる事になったのか?
大阪の皆さんにはお気の毒な事をしてしまったようにも感じます。
秋になってから何だか阪神にだけは勝っていましたね。
結果として奇跡を演出してしまった事は否めません。
何だか情けないな。

また今日からF1日本GPも始まって初日のフリー走行がありました。
今年は良いお天気の中でのレースを期待したいものです。
去年の雨は凄かった、よくレースが出来たものだと感心しました。
明日のお天気がちょっと心配ではあるのですが、決勝は美しい富士山が見下ろすコースで華麗に戦ってほしいものです。

若いから

2008-10-09 02:10:17 | オーケストラ
今日はフレッシュ名曲コンサートのリハーサル。
何がフレッシュなのかと言えば、オケを除いた出演者が皆フレッシュなんです。
指揮者もソリストも皆若い。

今日指揮台に上った川瀬さん、本当に若い。
でもエネルギーに溢れていて一旦振り出せばオケをリードする力も持っている。
しかし喋りだすとこれがまた遠慮と弱気に満ちた言葉。
「すいません」を連発してみたり「これで最後にしますから」と言ってみたり。
確かに彼のような若い指揮者が東フィルの指揮台に上る事はそれこそ人生の一大事だとは思うのです。
でも遠慮はいりません、どんどん思うようにやっちゃって良いのです。
若い指揮者とガンガン本音でやり合えるなんて機会は我々にもそうそう有るものではありません。
大抵の場合力んで失敗してみたり、人としての在り方で失敗してみたり。

そういう意味で今日の指揮者はとても面白い。
やりたい事がはっきりしているし、指揮でそれを表現出来るし。
そして言葉でも伝えられる。
コミュニケーションが普通に出来る事、これが大事なんだと思います。
明日もリハーサルですがどんな音楽に磨き上げていくのか見守っていきたいと思うのです。

ただ心配が一つ、体の線が細いのです。
何だか折れそうで。
強靭な精神力と体力も才能の内だと常々思っているのですが、彼は大丈夫なんだろうか。

新しいのに

2008-10-08 01:57:23 | オーケストラ
この頃は少なくなりましたが私が東フィルに入ってしばらく、地方のホールに行くと空調の音が大きくて本番に支障をきたすようなホールが在ったのです。
今は取り壊されて新しくなった長野県の茅野市のホール、毎年行っていたこのホールには冷房設備がなくあるのは暖房だけ。
その暖房もフル回転すると音が大きくて録音の時などは止めざるを得なかったほど。
暖房する時期は寒い頃ですね、茅野市は高所にありましたから寒さは格別。
古いホールでしたから隙間風も激しく、舞台袖に石油ストーブを置いて本番をやった事もありました。
夏場は窓を開けて本番をやりました、とにかく暑いのです。
でもすぐ裏は茅野の駅、電車の音も入ってくるし、ある時など雷雨にみまわれ雷の音と屋根を打ち付ける大粒の雨の音の中で本番をやった事もありました。
今思い返せば懐かしい思い出なんですが。
まあこんな古いタイプのホールならではの思い出です。

今日の本番は川崎市の多摩区にあるホール。
新しくて奇麗なホールでした。
快適に本番が出来るものと思っていたのですがドッコイ。
何故か空調の音がもの凄いのです。
冷房の吹き出し口の音ではなく、空気を吸い出すファンの音が唸りを上げてドドドっと低く強く響くのです。
事もあろうに今日はNHKのFMの公開録音。
録音ですからそんなファンの音がしていてはとても出来たものではありません。
で、結局、演奏中は空調を止めるという事となったのです。
涼しくなったとは言えホールにいっぱいのお客様。
ライトも煌煌とステージを照らし出す、おまけに今日はベト7!
その暑さといったらもう、たまんないです。
もうちょっとどうにかならない物でしょうか。
せっかくの施設なのに勿体ないですね。

今日の会場へ車で向かう途中にあったのが「向ケ丘遊園」の跡地。
入り口付近はまだそのまま残った建物が半ば廃墟のようになっていて寂しい限りの光景。
名物の大階段もぼろぼろに、草も木ものび放題。
川崎に住んでいた小学生の頃、ここには何回も行きました。
更にもっと以前に二ヶ領用水に沿って猿の運転する電車に乗って行ったのを覚えています。
冬場はスケートをしに、学校の遠足でも行きましたが隣の日本民家園や生田緑地とセットでした。
思い出がいっぱい残っているこの遊園地、その無惨な姿を見てちょっと悲しくなりました。

スタイリッシュ

2008-10-06 02:09:27 | オーケストラ
今日は和光市で本番。
ベートーベンだけを3曲やりました。
バイオリン協奏曲に運命、アンコールとしてプロメテウスの創造物。
指揮は小松一彦さんです。

小松さん、我々の間では親分と呼ばれております。
まあテレビの影響もありますが、強面風の風貌も由縁かも。
ですが親分の指揮は極めてスタイリッシュ。
輪郭の立ったびしっとした演奏になります。
運命の幾重にも重なり合った動機がそのスタイリッシュさと相まって極めてくっきりとした演奏になりました。
曖昧さが無いんです、ひとかけらも。
決して早いテンポではやらず、でも弛む所もなく。
きっちりくっきりと音にしたのです。

今回はベーレンライター版を使い、繰り返しは全部行い、加えて3楽章もトリオが終わった所からダル・セーニョ。
考えられる一番長いバージョンでした。
それを一点の弛みも無く演奏し切ったのです、格好良かったですよ。
でも疲れましたけど。

さて明日は指揮者も代わりベートーベンの7番その他の練習。
練習時間が短くてちゃんと全部の曲をしっかり練習出来るのか心配なんです。
果たして?

話題

2008-10-05 01:49:58 | オーケストラ
今日練習場に行くとみんなの話題は夕べ放送された「ジスモンチ」さんのコンサート。
よくアップになっていたね、楽しそうだったね、などと騒がしく。
あのコンサートに出演していなかったメンバーは「本当に楽しそうで雰囲気も良かった」という感想も。
確かに本番は楽しかったのです、雰囲気も素晴らしかった。
でもあそこにたどり着くまでが苦労の連続で、などと話しておりました。
苦労があればこそ、あそこまで行けたのでしょうね。

さて今日のお仕事はベートーベン。
2本立てでそれぞれ違う指揮者ですが両方ともベートーベンがメイン。
運命と7番、そして今日はバイオリン協奏曲もやってましたから昨日と今日はベートーベン三昧。
悪くはありませんがこの交響曲2曲は疲れます。
二人の指揮者が両方ともドッシリとしたテンポと強烈なフォルテでやるんです。
練習場が今日はオペラシティの大リハーサル室という音の悪い部屋でしたから余計に苦労しました。

明日はまず和光での本番。
運命とバイオリン協奏曲、そしてアンコールが・・・。


思い出す熱い夜

2008-10-04 02:05:31 | オーケストラ
夜10時半からNHKの教育テレビで放送された「エグベルト・ジスモンチ」さんとのコンサート。
全部みてしまいました。
こうやって見て聞いて、とてつも無く面白い音楽だと再確認しました。

当日のブログを見れば「力を抜いて楽しむ」はずが「どうしても肩に力が入って眉間にしわが」と書いてあります。
今日テレビの画面で確認すれば確かに眉毛がつり上がって目もきつい。
けっこうアップになってましたが目つきが悪いですねえ、我ながらあきれながら見ていました。
もっと余裕を持って演奏できれば良かったのですが、何しろ滅茶苦茶に難しい音楽。
そしてリハーサル時間の短さ、もっと練習出来たらもっと楽しく出来ただろうと思いますが。

でもとにかく面白かった、そして意外な事にけっこう音やメロディにリズムを覚えていて一緒に歌えたのです。
作品の持つエネルギーと演奏のエネルギーとが相まって熱い空間になっていたのがよく分かりました。
またあんな空間を作り出したいもの。
再び演奏できる機会があると良いのですけど。


これもお仕事

2008-10-03 02:34:16 | オーケストラ
今日はオペラシティには行きましたがリハーサルでも本番でもなく。
でも仕事だったのです。

まずは写真撮影、フォトセッション(かっこいい!)
これから出される予定の東フィルの会員さんやお客さん向けのファンブックの為の写真を撮りました。
きちんと燕尾服を着て楽器を持ち、顔はニコニコと笑顔で。
様々なポーズでたくさん撮りましたがいったいどれが採用されるのか。
中にはこれはねえ、とも思えるようなポーズで写っている物もあるし、楽器を担いでいたりもするし。
後から考えたら燕尾服でこのポーズは可笑しいよなあ、と思えるのですが。

これは声を大にして言いたいのですが、我々は練習の時は普段着なんです!
燕尾服を着るのは本番の時だけ、その他はいたってカジュアルな服装です。
カジュアル過ぎるという声もあるくらいに碎けた服装で過ごしてます。
昔フジテレビの深夜枠で放送されていた「マエストロ」という指揮者を主人公にしたドラマ。
西村雅彦演じる指揮者は練習のときから燕尾服、ホールで待ち受けるオーケストラの団員もみんな本番用の服装。
それがイメージなのかもしれませんが、ちょっとねえ。

我々男性楽員は燕尾服を着るだけ、後は何もしませんが。
女性達はそうはいきません。
朝一で美容院やエステに行き、メークもばっちり。
気合いの入り方が違います。
中には全く別人のような美しさの女性も。
今日もびっくりしました。
見慣れた顔が・・・・。

撮影の後はコントラバスのオーディションでした。
2回の審査をパスして最終審査に残ったのは2人。
でも入れるのは一人だけ。
残酷ですがこれが現実なんです。
全員落ちる、なんて事もありますし。
今日は合格者が出ました。
いつもエキストラとして一緒に演奏していた女性が合格です。
また新しい仲間が増える事となりました。
考えてみたらコントラバスは合併してから初めてのメンバー増なんですね。
合併してから新しいメンバーが入ってないのはクラリネットとトロンボーンだけとなりました。
他のセクションには新しいメンバーが入って来ている訳で、ずいぶんと新しい風が吹き込んで来ているんですね。

涙が!

2008-10-01 02:58:42 | オーケストラ
本番そっちのけで笑ってしまった今日。
太田裕美さんとコロッケさんによる「ピーターと狼」
何故か「ピーターと美川さん」もありましたが。
とにかく面白すぎます。
だめです、そんなに面白くては。
こちらは仕事になりません。

本番でしたからリハーサルの時と違ってコロッケさんもアクションたっぷり、声も顔も似るんですから凄い。
会場のお客さんもスタッフもオケもみんなお腹をかかえて大笑い。
私も笑いすぎて涙が止まらなかった。
ひょっとしてぐしゃぐしゃになった顔の私が映っているかもしれませんが。

普通五木ひろしさんの物まねをする時は五木さんの歌でやりますよね。
ところが今日は松山千春さんの歌を五木ひろしさんや細川たかしさんのまねで歌ってしまうのです。
これがまた面白くて。
そして驚くべき事に今日出演したアマチュアの歌手の方のまねをしてしまったのです。
ドン・ジョバンニのシャンパンの歌を歌う素人さんのまねを楽しそうにしているんです。
目の付け所が違うのでしょうね、その人の動作の特徴を一瞬で掴んでしまう。
才能の凄さを見せつけられました。

さて明日はまたまた歯医者さん。
そろそろ工期も終盤だと思うのですが。
まだ続くのか、この工事。