昨日は静岡市のグランシップでの公開録音。
残念ながら演奏中に時計のアラームや携帯の呼び出し音が鳴ってしまいまして、でも幸いな事に録り直しにはならずに。
開演前に新人アナウンサーが舞台上であれだけ注意を喚起していたのに、それでも鳴らしてしまう人が多いのです。
メインのブラームスの2番、1楽章の繰り返しをやりました。
珍しい事です、2回目くらいかもしれません。
繰り返して発見した事があります。
当たり前の事なんですが2小節目でホルンが奏でるメロディが第1主題なんだなと再確認しました。
どうしてもこの曲はホルンが長調と短調でメロディを奏でた後、バイオリンとチェロが下降音形を弾いて一度テンポもテンションも下がってしまう。
練習番号のAからバイオリンが演奏するメロディが始まってやっと音楽が動き出すみたいな演奏になりがちなんですね。
昨日の演奏も1回目はそんな感じで音楽が動き出すのに時間がかかりました。
でも繰り返して頭に戻ると全然そうならない。
音楽がきちんと動いている。
途中で変に立ち止まったりしないのです。
素直に音楽が動いて流れて行く。
本来1回目からこういう演奏にしなくてはいけないんですね、きっと。
ですから、今まではきちんとしたこの曲の冒頭の姿を再現出来ていなかった、とも言える。
繰り返しをやってみて初めて感じたのがこの事でした。
ちなみに他の作曲家の曲でも繰り返すことはありますが、多少の違いはあってもここまで1回目と2回目で音楽の進行が違ってしまうことはほとんどありません。
「運命」しかり「未完成」もしかり。
不思議なものですね。
さて今日からはオテロです。
新国の2009-2010シーズンの幕開けのオペラがオテロ。
監督不在というのも寂しい船出ではありますがとにかくシーズンは始まります。
大好きなオテロですが何分10年以上やっていなかったので、細かい所が今イチ掴め切れない。
でもいいな、やっぱり。
残念ながら演奏中に時計のアラームや携帯の呼び出し音が鳴ってしまいまして、でも幸いな事に録り直しにはならずに。
開演前に新人アナウンサーが舞台上であれだけ注意を喚起していたのに、それでも鳴らしてしまう人が多いのです。
メインのブラームスの2番、1楽章の繰り返しをやりました。
珍しい事です、2回目くらいかもしれません。
繰り返して発見した事があります。
当たり前の事なんですが2小節目でホルンが奏でるメロディが第1主題なんだなと再確認しました。
どうしてもこの曲はホルンが長調と短調でメロディを奏でた後、バイオリンとチェロが下降音形を弾いて一度テンポもテンションも下がってしまう。
練習番号のAからバイオリンが演奏するメロディが始まってやっと音楽が動き出すみたいな演奏になりがちなんですね。
昨日の演奏も1回目はそんな感じで音楽が動き出すのに時間がかかりました。
でも繰り返して頭に戻ると全然そうならない。
音楽がきちんと動いている。
途中で変に立ち止まったりしないのです。
素直に音楽が動いて流れて行く。
本来1回目からこういう演奏にしなくてはいけないんですね、きっと。
ですから、今まではきちんとしたこの曲の冒頭の姿を再現出来ていなかった、とも言える。
繰り返しをやってみて初めて感じたのがこの事でした。
ちなみに他の作曲家の曲でも繰り返すことはありますが、多少の違いはあってもここまで1回目と2回目で音楽の進行が違ってしまうことはほとんどありません。
「運命」しかり「未完成」もしかり。
不思議なものですね。
さて今日からはオテロです。
新国の2009-2010シーズンの幕開けのオペラがオテロ。
監督不在というのも寂しい船出ではありますがとにかくシーズンは始まります。
大好きなオテロですが何分10年以上やっていなかったので、細かい所が今イチ掴め切れない。
でもいいな、やっぱり。
それから、7月の定期も機材が入っていた記憶があるので、放送がある(あった?)かも知れないですね。
デジタル処理され拍手が付け足されたCDより、楽章間に待ってました!とばかりに咳払いやざわめきが聞こえるラジオの公開録音のライブ感が好きです。そこにいる人の息遣いまで聞こえてきそうで、自分が足を運んだものなら尚更です。
私たちはいつもライブという環境で演奏していますのでCDの作られて完璧な音よりもライブの音の方が好きです。
多少のノイズは仕方がありませんが、静寂を突き破っての携帯電話だけは勘弁してもらいたいものです。
7月の定期は録音だけでなく記録用ですが映像も収録していたと記憶しています。
様々な機材が入っていました、マイクやカメラがあるとちょっとね。
特に自分のすぐ横にマイクが立っていたりすると尚更です。
カメラやマイクがあるとどうしても意識してしまうし、気を遣いますよね。ですから、にのじさんが、演奏に専念できるピットの中が好きな理由も解ります。
ただ、1度だけ、放送を見られて幸せだったなあと思ったことがありました。マエストロがメシアンの定期で登場された時でした。それまで好きだった若手指揮者の動きとは全然違いました。静かなのに迫力が画面からビシビシ伝わってきて・・
多くの場合、P席は一般発売時には売り切れているので、指揮者の表情を拝見できる機会があるのは本当に有り難いことです。