昨日はサントリーホールで復活を演奏しました。
毎年夏の恒例、サントリー・サマー・フェスティバルの演奏会。
いつもはバリバリの現代音楽ばかりを演奏するこのフェスティバルですが昨日はマーラーを。
指揮は大野和士さん。
大野さんのサントリー音楽賞の受賞記念のコンサートでもありました。
そして大震災の復興祈念としてのコンサートでも。
今年の1月、新国でトリスタンを振り終えて東フィルの定期に登場する予定だった大野さん。
体調不良により休養を余儀なくされ定期をキャンセル、続く2ヶ月は完全に休養にあてられました。
今回はそれ以来の東フィルの指揮台です、復活という大曲を振れるのですから体調の方もだいぶ戻られたようにも見受けられました。
でもまだまだ完調ではないようですね。
見事な指揮で復活を感動的に演奏されましたが、昔のキラキラと輝くようなオーラはまだ戻っていないようにも思えます。
完全に復調するにはまだ時間が必要なのかもしれません。
この復活、私は10年ぶりに演奏しました。
2001年、合併直後の演奏会でチョンさんでやったのが最後です。
東フィルはその後にハーディングさんとエッティンガーさんでそれぞれ復活を演奏しましたが私はどちらも出ておりませんで。
久しぶりに演奏してみれば、ただただこの曲の偉大さに圧倒されまして。
マーラーの才能の凄さに改めて感心させられたのです。
次にこの復活を演奏する機会はあるのだろうかと、ちょっと寂しさをおぼえた演奏会でもありました。
さて、今日からは藤原歌劇団の「セビリアの理髪師」の練習が始まりました。
指揮はアルベルト・ゼッダさん。
いやもう最高としか言えません。
久しぶりに会ったイタリアのオジイチャン、という感じですか。
ロッシーニのオペラを隅から隅まで知り尽くしながら、理想的な年の取り方をした一人のマエストロがいるのです。
楽しい!
この夏の締めくくりとして思い出に残るオペラになりそうです。
本番が楽しみでなりません。
毎年夏の恒例、サントリー・サマー・フェスティバルの演奏会。
いつもはバリバリの現代音楽ばかりを演奏するこのフェスティバルですが昨日はマーラーを。
指揮は大野和士さん。
大野さんのサントリー音楽賞の受賞記念のコンサートでもありました。
そして大震災の復興祈念としてのコンサートでも。
今年の1月、新国でトリスタンを振り終えて東フィルの定期に登場する予定だった大野さん。
体調不良により休養を余儀なくされ定期をキャンセル、続く2ヶ月は完全に休養にあてられました。
今回はそれ以来の東フィルの指揮台です、復活という大曲を振れるのですから体調の方もだいぶ戻られたようにも見受けられました。
でもまだまだ完調ではないようですね。
見事な指揮で復活を感動的に演奏されましたが、昔のキラキラと輝くようなオーラはまだ戻っていないようにも思えます。
完全に復調するにはまだ時間が必要なのかもしれません。
この復活、私は10年ぶりに演奏しました。
2001年、合併直後の演奏会でチョンさんでやったのが最後です。
東フィルはその後にハーディングさんとエッティンガーさんでそれぞれ復活を演奏しましたが私はどちらも出ておりませんで。
久しぶりに演奏してみれば、ただただこの曲の偉大さに圧倒されまして。
マーラーの才能の凄さに改めて感心させられたのです。
次にこの復活を演奏する機会はあるのだろうかと、ちょっと寂しさをおぼえた演奏会でもありました。
さて、今日からは藤原歌劇団の「セビリアの理髪師」の練習が始まりました。
指揮はアルベルト・ゼッダさん。
いやもう最高としか言えません。
久しぶりに会ったイタリアのオジイチャン、という感じですか。
ロッシーニのオペラを隅から隅まで知り尽くしながら、理想的な年の取り方をした一人のマエストロがいるのです。
楽しい!
この夏の締めくくりとして思い出に残るオペラになりそうです。
本番が楽しみでなりません。
皇太子さまも東フィルの方々がステージから降りられるまで拍手をされていましたね。
東日本大震災からの復活だけでなく、大野さん自身の復活をみることができて幸せでした。
大野さんはだいぶお痩せになった様子でしたが、客席からみる指揮ぶりや、目の輝きは以前にもどられている様子でしたが、にのじさんからみると「キラキラと輝くようなオーラ」はもう少しなのですね。
今回の復活、特に2楽章が素晴らしかったです。あれほどの大編成でありながら、室内楽的なイメージで聞こえて。また3プルで弦パートが順に弾くところなど、前のプルトでなく、雛壇に乗っている後ろのパートが弾かれるなんてビックリ。遠い彼方から聴こえてきた音が、ホールを包み込んでいました。
今回の復活、大野さん指揮のモネのCDよりもずっと素晴らしい演奏でした。以前は大野さん、東フィルでのライブCDが発売されていましたが、ぜひこちらも復活させてほしいです。