にのじ@ばよりん的日常

バイオリン弾きにのじの日常生活!
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魔法の杖

2010-10-19 01:33:13 | オーケストラ
今日は『炎』のコバケン先生の指揮でヨハン・シュトラウスとベートーベン。
ですが、コバケン先生が振ればどんな作曲家の作品でもコバケンの「何とか」になってしまうのが凄い所。
今日も「こうもり序曲」や「美しき青きドナウ」などシュトラウスの有名な作品と「ベト7」というプログラム。
ですが全てが「コバケン」の「こうもり序曲」や「コバケン」の『炎』の「ベト7」に。
凄い個性ですよねえ。
あれだけの濃い個性を持ち、それを存分に発揮して、まわりの人間を全てそこに巻き込んでしまう。
そんな事の出来る日本人はそうそういませんよねえ。
時にはお客さんまで煽ってしまうのですから。

そんなコバケン先生の指揮棒。
間近で見ると何とも不思議な形をしているんです。
特注品なのか、それとも自家製なのか。
持つところが独特の形をしていて、しかも大きい。

どこかで見た形だなあと思っていたのですが。
そう、あれは魔法使いが持っている杖とそっくり。
ですがガンダルフや白雪姫に出てくる魔法使いが持っているような長い杖ではなく。
ハリー・ポッターが持っているような短い魔法の杖にそっくり。

あの棒一本でオケやお客さんを魔法にかけてしまうのですから。
コバケン先生は立派な魔法使いとも言える訳で。
いや、全ての巨匠クラスの指揮者はみんな一種の魔法使いです。
そんな魔法が自由に使える指揮者の少ない事と言ったら。
そう言えばチョンさんの指揮棒も例の杖に似ているし。

ただの棒なんですが。
使い手によっては途轍もないパワーを放出するんですね。