にのじ@ばよりん的日常

バイオリン弾きにのじの日常生活!
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うなぎ音頭

2009-02-01 02:07:25 | オーケストラ
2日連続の定期でどうにも目覚めないまま今日も初台へ。
今日は、しかも、なんと、お仕事が2つ。
長野県は岡谷市で行われる「あなたの街で、夢コンサート」の練習と明日「みなとみらい」ホールで行われる本番の、長時間にわたる、でもそのほとんどが待ち時間というリハーサル。

いやしかし、ワーグナーは強烈。
今日は練習場に居るだけで勘弁してね、と言いたくなる程に疲れていました。
いや、事実私はただ座っていただけかもしれないけれど。
何人ものソリストやアマチュアの皆さんと練習しましたが、今日は何といっても「交響的うなぎ音頭」の印象が強烈。
岡谷の鰻屋さんの大将が自作の「うなぎ音頭」を引っさげての登場。
本番では更に他のお店の大将も登場、そして「諏訪湖太郎」なるキャラクターまで加勢に来るらしい。
いったいステージはどんな空間となるのだろうか、想像もつきませんが。

うなぎ音頭ですが、交響的という枕詞が付いているように、ベートーベンの第九とうなぎ音頭との融合なんです。
大将はサックスを吹きつつ歌も歌います。
音頭も第九もです、凄いです、見ものであります。
本番は3日、今から楽しみです。


昨日はサントリー定期、前日の演奏会の疲れもあったのか、少しばかりオヤっと言う場面もありつつ。
でもやっぱりワーグナーは最高だなと、感慨にひたりつつ。
そうは言っても体にはきついなあと、感じつつ。
様々な感情も入り乱れながら、でも最高な本番でした。

シュナイダーさんはほとんど大きなアクションも無く、軽く棒を動かすだけ。
でもそれだけでオケは動きだしフォルテからピアノまで自由自在に音を作る。
余計な事は何もしない、これが出来る指揮者ってほとんど居ないのです。
シュナイダーさんとの9日間、素晴らしい音楽とともに時間が流れていきました。
またいつの日か東フィルの指揮台に帰ってきて欲しいと心から願っています。