クロスバイクで元気

念願叶った定年退職の身は、先立つ物は細く時間は太くの狭間。
歩いて、自転車に乗って感じたことを、気ままに書き続けます。

堀尾一郎さんが紡ぐ鎮魂歌

2013年01月25日 19時48分24秒 | 美術展
「 葬送の海 」 、 「 津波が来た日 」 。

希望の光の帯が、画面の左から右へ真っすぐに鋭く射ぬきます。
堀尾一郎さんが描く鎮魂歌。
そのいずれにも、希望と明日の朝陽を注ぐ、画家の祈りの鎮魂歌です。

「 ロシア・イタリア・イコンの旅 」 展は、27日(日)まで、名古屋伏見の電気文化会館ギャラリーで開催中です。
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中川幸作さんが描きだす東海の芸術家101人

2013年01月25日 19時40分54秒 | 写真展
ノリタケの森ギャラリーでは、今、中川幸作さんが撮り出した101名の東海の芸術家が躍動しています。

美術、音楽、オペラ、舞踊、伝統芸能、演劇と、あくなき芸術家の肢体を求めた作品群。

早瀬百合子さんが彫る祈りを奉げる指の力と表情、山田昌さんのリアリティ溢れる人柄の描写。
芸術家たちの荒い息づかいが聞こえてきます。
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小林亮介さんが捉えた永遠の眼差し

2013年01月25日 19時22分57秒 | 写真展
名古屋のガレリアフィナルテへ行ってきました。
つい先日、中日新聞で紹介された 「 展開する風景 」 展を見るためです。

『 私にとっての制作行為は 「 自己確認 」 であるとの思いをますます強くしています。 』 と語る小林亮介さんは、名古屋造形大学の若き学長さんです。
1955年のお生まれで、今57歳。

会場に入って目の前に広がる4枚の写真の世界。
一枚を、およそ1,000ショットで構成するという風景。

目の前の世界を、一点から眺めた300ミリの望遠レンズが切り取る夥しい数の光景が、がっちりと組み合わさっています。
3次元の自分の前に広がる世界を、ぎゅっと高彩度、高密度に捉えた写真映像が確かな存在感を際立たせます。

『 今、気付いた。 』 と言う小林さん、それは 『 片目をつむって、写真を見れば、奥行きが拡がる。 』
そうですよね、私も片目をつむると、ある地点の先に、ぐっと向こうの世界が見えてきます。

小林亮介さんの自己の存在の主張、自己の存在の証。
いずれをとっても、人それぞれの生き方に対する結論なのでしょうか。
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今日は2回目のクリムトさん

2013年01月25日 19時09分49秒 | 美術展
いやぁ、何回見てもクリムトさんの “ 哲学 ” 、 “ 医学 ” 、 “ 法学 ” 。
残念ながら実物は焼失してしまって写真での展示なのですが、その圧倒的な耽美の世界は素晴らしいです。
是非とも実物で見たかったなぁ。

彼が描く “ 女史像 ” 、いつもきまった女性が一人描かれているようです。
「 何も、喋ることはありません。 」 と、ひたすら、アイシャドーが濃くみえる無表情の40歳代の女史。
クリムトさんの奥さまなんでしょうか、それともお母さまなんでしょうか。

『 クリムト 黄金の騎士をめぐる物語 』 展に続くは、 『 2012年度 第4期 コレクション 』 展を見ました。

二つ並んだパブロ・ピカソの 「 青い肩かけの女 」 と、藤田嗣治の 「 青衣の少女 」 のコントラストが素敵です。
23年間の時を隔てた2作品のシンフォニー。
受ける印象の違いは、その女と少女の瞳の微笑みに顕著に現れているようです。


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宮嵜祥子さんの造形の世界は、素敵

2013年01月25日 18時45分00秒 | 美術展
繊維造形作家の宮嵜祥子さんの個展。

たまたま見つけたDM葉書の 「 くぐもった美 」 に誘われて、今日、名古屋の栄3丁目のFuligoshedさんで、宮嵜さんの世界に浸ってきました。
入り口入って左手に、宮嵜さんが描いた小品の絵画が5点ほど飾られています。
窓からの光が差し込む会場奥には、柔らかな質感をもった繊維で作られた立体作品が並びます。

電話をしていた店長さんが電話を打ち切って、作家の作品への取組を丁寧にお話してくれました。

ほんわりとした、それでいてちょっぴり攻撃的な、その微かな微風がたなびく宮嵜さんが創り出す世界、じっと浸りたいという願望を抑えれないほど素敵でした。

なんでも宮嵜さんは私と同じ市の住まい。
いつかご本人とお話をして、作家の美に少しでも寄り添いたいものです。

「 宮嵜祥子個展 」 は、Fuligoshedさんで、2月6日(水)まで開催中です。



コメント (6)
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