岩崎知子さんが描く日本画の世界。
一昨年の12月にギャラリー名芳洞さんで初めて拝見した岩崎さんの世界は、凛とした空気と、そして私の心を蠱惑に揺るがす櫻花の美。
今日、1年2ヶ月ぶりに揺さぶられてきました。
「 - 時が宿す - 岩崎知子 日本画展 」 と銘うった作品群。
「 薊(あざみ) 」 、 「 鉄仙(てっせん) 」 、 「 桜憶 」 、 「 山茶花 」 などが私を迎えてくれます。
圧巻は、画家のお母さんが子供の頃のありし日に、お祖父ちゃんが撮られた写真をモチーフに描いたという 「 時が宿す 」 。
まだ幼い子供がぺたんと座ってじっと前を見ています。
幼子の右手前にある鳥かごには、本来居るであろう小鳥がいません。
鳥かごの扉は開いているのです。
ぱっと飛び出した小鳥の行く先をじっと見つめる眼差しが、ちょっぴり哀しい心の動揺を抑えきれない両の手が、じっくりと静かに巡る時を表しています。
お祖父ちゃんの我が子に対する愛情をそのまま受け継いで、画家がお母さんへの敬愛の念を表した作品。
家族の紐帯の強さが、見る私の心を柔らかく揺さぶります。
ところで、岩崎さん、ごめんなさい。
絵のタイトルは記憶によって書いていますが、どうも正確ではないようですね......。
「 - 時が宿す - 岩崎知子 日本画展 」 は、名古屋松坂屋南館6階の美術画廊で3月5日(火)まで開催中です。
一昨年の12月にギャラリー名芳洞さんで初めて拝見した岩崎さんの世界は、凛とした空気と、そして私の心を蠱惑に揺るがす櫻花の美。
今日、1年2ヶ月ぶりに揺さぶられてきました。
「 - 時が宿す - 岩崎知子 日本画展 」 と銘うった作品群。
「 薊(あざみ) 」 、 「 鉄仙(てっせん) 」 、 「 桜憶 」 、 「 山茶花 」 などが私を迎えてくれます。
圧巻は、画家のお母さんが子供の頃のありし日に、お祖父ちゃんが撮られた写真をモチーフに描いたという 「 時が宿す 」 。
まだ幼い子供がぺたんと座ってじっと前を見ています。
幼子の右手前にある鳥かごには、本来居るであろう小鳥がいません。
鳥かごの扉は開いているのです。
ぱっと飛び出した小鳥の行く先をじっと見つめる眼差しが、ちょっぴり哀しい心の動揺を抑えきれない両の手が、じっくりと静かに巡る時を表しています。
お祖父ちゃんの我が子に対する愛情をそのまま受け継いで、画家がお母さんへの敬愛の念を表した作品。
家族の紐帯の強さが、見る私の心を柔らかく揺さぶります。
ところで、岩崎さん、ごめんなさい。
絵のタイトルは記憶によって書いていますが、どうも正確ではないようですね......。
「 - 時が宿す - 岩崎知子 日本画展 」 は、名古屋松坂屋南館6階の美術画廊で3月5日(火)まで開催中です。