今読んでいる三田誠広さんの 「 空海 」 ( 作品社 2005年12月刊 ) には、 “ 丹生の里 ” の記述があります。
“ 丹生の里 ” の “ 丹 ” とは、水銀( みずがね ) 。
丹生の里とは、水銀の鉱山にできた集落のことだそうです。
三田さんは続けます。
『 水銀はまさしくこの世界の根本の法につらなる秘薬じゃ。永遠に輝きを失わぬ黄金(こがね)も水銀には溶ける。金の精錬には水銀が必要じゃ。奈良には光り輝く黄金の大仏があると聞くが、赤銅(あかがね)の仏像に金箔を貼り付けるのにも、糊として大量の水銀がいる。 』
修験者が縦横無尽に駆け抜けた山奥深い地に、いくつもの “ 丹生の里 ” はあるようです。
今は高山市のかつての丹生川村も “ 丹生 ” と称されています。
地名の起源は知りませんが、円空仏がたくさん現存することで知られる丹生川村。
円空さんも、 “ 丹 ” の道をたどりながら、修験者としての修行を積んだのでしょうか。
“ 丹生の里 ” の “ 丹 ” とは、水銀( みずがね ) 。
丹生の里とは、水銀の鉱山にできた集落のことだそうです。
三田さんは続けます。
『 水銀はまさしくこの世界の根本の法につらなる秘薬じゃ。永遠に輝きを失わぬ黄金(こがね)も水銀には溶ける。金の精錬には水銀が必要じゃ。奈良には光り輝く黄金の大仏があると聞くが、赤銅(あかがね)の仏像に金箔を貼り付けるのにも、糊として大量の水銀がいる。 』
修験者が縦横無尽に駆け抜けた山奥深い地に、いくつもの “ 丹生の里 ” はあるようです。
今は高山市のかつての丹生川村も “ 丹生 ” と称されています。
地名の起源は知りませんが、円空仏がたくさん現存することで知られる丹生川村。
円空さんも、 “ 丹 ” の道をたどりながら、修験者としての修行を積んだのでしょうか。