私は、昨年4月から2年間、町内会の衛生委員(正式名称は、廃棄物減量等推進員で、市から任命されます)をしています。
仕事としては、月に4回の資源ごみ回収日に町内のごみ集積所に立ち会って(実際には、3人の当番がローテーションを組んでいるので、平均して月2回の出動)、町内の皆さんが持ち込む資源ごみの分別が正しいかどうかを、チェックします。
朝7時半から1時間、立ちっぱなしでは退屈なのですが、この仕事を初めて10ヶ月目に入り、町内の皆さんと二言三言、話をするのは楽しいことです。
今朝の例で言うと......。
70歳ぐらいの私と同年齢の男性が、アルミ缶をいっぱい持ってきました。全て缶ビールの空き缶です。
「いいですね、お酒を毎日飲めて」
『いやいやこれは、娘の婿さんが飲んだ分なんだよ』
同じく、缶ビールの空き缶を持ってきた、50代の男性。先ほどの方の3倍くらいあります。
「酒豪ですね」
『みんなの飲んだ分だよ』
「でも、お祖母ちゃんは飲まないでしょ」
『いやいや、お祖母ちゃんも皆が集まった時には、飲むんだよ』
また、80歳くらいの男性が、ビニル袋に入ったらせん状の金属杭を10本ほど、重そうに両手に抱えて持ってきます。
『もう年だから、ハウスができないから』『渦を巻いてるから、抜くのが大変だった』
「お仕事で、野菜を栽培してみえたのですか?」
『いやいや趣味で』と言いながら、もう少し、続けたかったような表情で。
ビニル傘を一本持ってきた人もいます。60歳代でしょか、ご婦人です。
『家の前に傘を置かれちゃって』と壊れかけている傘です。
そして、30代の若い女性が、スキップしながら片手にごみ袋を振りながらやってきます。
「若い人は、動きが活発でいいですね」
『うん、寒いから、こうやって大きな動きをしてるの』
最後は、30代のママさんと幼稚園の女の子が一緒にやってきて、ママは20m程向こうで止まります。
女の子は、自分の体の半分もあるような大きなごみ袋を両手にそれぞれ持って、一生懸命走ってきます。
「走らなくても、いいよ。危ないから」
『......』
ちゃんとごみの集積ヶ所にごみ袋を置いて、くるっとUターン。
「えらいねぇ」
ちょっとした人生模様です。
仕事としては、月に4回の資源ごみ回収日に町内のごみ集積所に立ち会って(実際には、3人の当番がローテーションを組んでいるので、平均して月2回の出動)、町内の皆さんが持ち込む資源ごみの分別が正しいかどうかを、チェックします。
朝7時半から1時間、立ちっぱなしでは退屈なのですが、この仕事を初めて10ヶ月目に入り、町内の皆さんと二言三言、話をするのは楽しいことです。
今朝の例で言うと......。
70歳ぐらいの私と同年齢の男性が、アルミ缶をいっぱい持ってきました。全て缶ビールの空き缶です。
「いいですね、お酒を毎日飲めて」
『いやいやこれは、娘の婿さんが飲んだ分なんだよ』
同じく、缶ビールの空き缶を持ってきた、50代の男性。先ほどの方の3倍くらいあります。
「酒豪ですね」
『みんなの飲んだ分だよ』
「でも、お祖母ちゃんは飲まないでしょ」
『いやいや、お祖母ちゃんも皆が集まった時には、飲むんだよ』
また、80歳くらいの男性が、ビニル袋に入ったらせん状の金属杭を10本ほど、重そうに両手に抱えて持ってきます。
『もう年だから、ハウスができないから』『渦を巻いてるから、抜くのが大変だった』
「お仕事で、野菜を栽培してみえたのですか?」
『いやいや趣味で』と言いながら、もう少し、続けたかったような表情で。
ビニル傘を一本持ってきた人もいます。60歳代でしょか、ご婦人です。
『家の前に傘を置かれちゃって』と壊れかけている傘です。
そして、30代の若い女性が、スキップしながら片手にごみ袋を振りながらやってきます。
「若い人は、動きが活発でいいですね」
『うん、寒いから、こうやって大きな動きをしてるの』
最後は、30代のママさんと幼稚園の女の子が一緒にやってきて、ママは20m程向こうで止まります。
女の子は、自分の体の半分もあるような大きなごみ袋を両手にそれぞれ持って、一生懸命走ってきます。
「走らなくても、いいよ。危ないから」
『......』
ちゃんとごみの集積ヶ所にごみ袋を置いて、くるっとUターン。
「えらいねぇ」
ちょっとした人生模様です。