クロスバイクで元気

念願叶った定年退職の身は、先立つ物は細く時間は太くの狭間。
歩いて、自転車に乗って感じたことを、気ままに書き続けます。

同じボールペンで描かれた絵、作者により情感の籠め方が違う

2018年11月29日 18時54分15秒 | 美術展
同じボールペンで描かれた絵ですが、作者により情感の籠め方が違い、線の引き方によって受ける印象が随分と違ってきます。
乾いたもの、湿ったもの、さらにはドロドロと煮えたぎってるもの(ちょっと大げさすぎますが)と、様々に異なってくるのは面白いものです。
写真の絵は鳥本はるみさんの「名古屋の顔だがや」。
とある市長さんの特徴をよく捉えられています。

「ボールペン画で描く堀川の風景」は、名古屋市中区錦一丁目の堀河ギャラリーで12月2日(日)まで開催中です。
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ビュッフェの「馬の頭ガイ骨」が発する力と音

2018年11月28日 17時18分16秒 | 美術展
稲沢市荻須記念美術館で開催中の「市制60周年 開館35周年 記念特別展 山形美術館の名品と荻須が見たパリ画壇」を観てきました。
山形美術館の名品とは、山形美術館のコレクションから油彩画40点が展示されています。

40点の中で私が一番揺さぶられたのが、ビュッフェの「馬の頭ガイ骨」。
真横から見つめた頭蓋骨が画面の中央部にきれいに納まっています。
ビュッフェの油彩画を見ることはあまりないのですが、特徴のある黒い線が、リトグラフの線よりも骨太に重く引きまわされています。

頭蓋骨の左端部分の前歯の並びに集中する力もすごいですが、右端の顎関節のゆっくりと回転する力は、柔軟さを保ちながら、どうしようもなく破壊的な精力に満ちています。
じっと見つめると、ガクガクと確かに吸い取られるような静かな音が聴こえてきます。

画家が一筆一筆精魂を込めて画布に描き込む時の思いは、どんなんだったでしょうか。

写真は、美術館入口に置かれた案内板。

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明日から、「円空の祈り」写真展を行います

2018年11月26日 16時06分01秒 | 円空さん
明日から、円空仏の写真展を行います。
今日午前は搬入、飾りつけ。
午前10時少し前に会場に着き、12時に完了しました。
作品とキャプションを合わせ37枚をピン留め。
もっと時間がかかると思ったのですが、順調に進みました。
初めて曲尺も使い、まぁきれいに貼れた方だと思います。
裏打ちをしてないので、室温の変化による写真の伸び縮みがどこまで見え方に影響するか未知数ですが、これも一つの経験としましょう。

正面の壁に並べた円空仏の写真は、A3ノビサイズ(横32.9cm × 縦48.3cm)で15枚。そしてこの猛暑の夏に参拝した尾張国中島郡、葉栗郡の式内社の情景合計30枚を左右の壁に展示しています。
6世紀の仏教伝来以来、日本人の神仏習合思想、そして習慣、風俗。
円空の神仏習合の精神世界に思いを馳せながら、その純粋な心持に一歩でも近づきたいと思います。

円空さんが好きな方、写真が好きな方、そして会場のご近所の方、是非ともご来場の上、ご高覧賜りたく存じます。

 五十住啓二 写真展 「円空の祈り」
  平成30年11月27日(火)~12月27日(木)
    10時~17時30分
    毎週月曜日と日曜日はお休み。
  かふぇぎゃらりぃ類
    稲沢市祖父江町山崎鶴塚260-2
    TEL 0587-97-1203
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小結貴景勝が優勝

2018年11月25日 18時47分48秒 | 相撲
3横綱、1大関が休場という異常な場所。
優勝したのは小結貴景勝、13勝2敗の成績。
小結が優勝するのは9人目とのこと。
これまでの8人の内、横綱まで昇りつめたのが3人。
大関が3人で、2人が関脇まで。
さて、貴景勝は今後どこまで出世するか、今後の活躍が楽しみです。
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地元の小学生の案内に聞き入って

2018年11月24日 19時36分03秒 | 日記
『国登録有形文化財と建物特別公開』が先月から今月にかけ、愛知県国登録有形文化財建造物所有者の会の主催で行われています。
今日は、地元の墨会館、建物内部で普段は入れないところまで地元の小学生が案内してくれるというので、観に行ってきました。
10時から10分間隔で開始される案内。
2番目に会場に着いた私は、もちろん10時からの先頭グループ。
小学6年の2人の女の子のてきぱきとした説明を、一言も聞き漏らさまじと一生懸命聞いて理解して、途中クイズ形式の質問も一生懸命考え答え、およそ25分間の楽しい時間を過ごしてきました。
60年前に建物はもちろん、調度品まで丹下健三さんが設計したというその機能美は、すっきりとして気品に溢れていました。
一番興味を引いたのが、トイレ入口の開き戸上部の鴨居部分に貼られたマーク。
男性用は黒で、女性用は赤で同じ形状をしていますが、この形にデザインした元はなんでしょうかと、案内の小学生が訊きます。
答えは、握りばさみ(和ばさみ)というのが定説になっているそうです。
それにしては、切られる糸(?)が太過ぎるのではという感想も出ていました。

コンクリートの打ちっぱなしが美しい
建物内部もコンクリート打ちっぱなしの床がある部屋が
男性用マーク
女性用マーク。下部の空洞部分が男性用に比べて大きい

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