微笑みをじっと見つめると見つめ返してくれる

往復３２．５キロ、風も穏やかな今日、ケッタで「平成の円空彫り展」を見に行ってきました。
岐阜円空彫り同好会の皆さんの力のこもった円空仏が会場いっぱいにならんでいます。

円空仏の目の形が大きく分けて３パターンになりますが、いずれも慈愛に満ちた微笑みをじっと見つめると見つめ返してくれて、とても嬉しい気分になります。

写真は、会員の丹羽三夫さんが彫られた虚空蔵菩薩像です。

「平成の円空彫り展」は、岐阜市徹明通１丁目のじゅうろくてつめいギャラリーで２９日（水・祝）まで開催中です。

見える状況と見えない状況と

昨日の朝のことです。
かみさんと一緒に土曜日のモーニング喫茶へと、車を運転。

途中、信号機が青になっても発進しようとしない私がいました。
４００ｍ走った後の交差点の右折では、矢印信号が青なのにブレーキを踏んで停まろうとする私がいました。
とどめは、目的地の喫茶店の駐車場で起きました。
１３台の駐車スペースがいっぱいと思った私は、更にその奥の未舗装区域に車を停めましたが、車を降りてお店に向かう時に１２台目のスペースが空いているのを見つけた時には、大きなショック。
「確かに全部のスペースに車がいたのになぁ。」と狐につままれた思いです。

目に見えた状況から正しく動くことができないことが危険を伴わなければそれでよいとしても、正しく目に見えないってのは困ったものです。

“砂糖の真空”だったか“真空の砂糖”だったか

“砂糖の真空”だったか“真空の砂糖”だったか、今日立ち寄った和菓子屋さんのカウンターに、１個１２０円也の商品が篭に入れて積んであります。
何に使うのかなと思って店員さんに訊くと、『お仏壇に、お餅の代わりに２個ずつ重ねて供えるのですよ。』との返事。
なるほどそう言われると、白色の砂糖らしきものがお供えする小さな餅の形をして、ぴったりとビニルでパックされています。

お供えしたあとのお下がりをいただく時に、餅だと不都合な方が買われるそうですが、ぅぅ～～ん、世の中の動きにはついていけません。

ママさんがホールとキッチンの２刀使い

『アイス、濃くなかったぁ？』とママさんが通りすがりに私に訊きます。
『寒い時期は淹れてなく久しぶりだったから。私が飲んだら、ちょっと苦かったから。』と続けます。
ママさんは年のころ、そうですね８０歳代の中盤くらいでしょうか、今日もお客さん相手ににこやかに接客です。
この喫茶店、ホールの仕事をされていたご主人を亡くされて暫く休業してましたが、今ではママさんがホールとキッチンの２刀使いで元気いっぱい。
女性って、ほんと強いですね。

７０ちょい前、エネルギッシュさとパワー

作品展をして楽しいのは、初めての方や、久しぶりに会う方とお話をすることです。

昨日会った初めての人。
見るからに元気そうなその言動。
『最近は、“こふで”を習っている。』と言われます。

“こふで”ってなんだろう。
古い筆ってことかなぁ。
そうなら、古い筆で、山水画を描くってことかなぁ、それとも、隷書のような文字を書くのかななんて考えてる私の怪訝そうな顔を見て、『小さい筆ですよ。芳名帳などに名前を書く時に、汚い字では恥ずかしいでしょ。』
なるほど、そうでしたか。
そういえば小学校の時、習字で名前を書く筆は小筆って言いましたね。
お年を伺えば、６８歳とか。
地域の活動に熱心で、毎年５００食の焼きそばを焼く日があるっていいますから、エネルギッシュです。

今日会った久しぶりの人。
なんとなく私が思っているイメージよりもふっくらとして見えます。
「ちょっと、ふっくらとしてきましたか？」と訊く私に『そうでもないけど、最近は３日間の断食をしてますよ。』

ぉぉっ、３日間の断食。
なんでも、食べることは一切ダメで、飲むことはＯＫとか。
『水とか、お茶はＯＫです。』なんですが、さすがにビールはＮＧです。
こちらの方も７０ちょい前でしょうか。
見習うべきパワーです。

写真は、「今の、わたしたちの円空仏・作品展」で展示されている八木勝彦さんが彫られた毘沙門天。
「今の、わたしたちの円空仏・作品展」は、２６日（日）まで一宮市玉堂記念木曽川図書館３階で開催中です。
（１０時～１７時、最終日は１６時まで）