横浜スローライフ -- My slow life in Yokohama

位置情報、地理情報に関するサービス、その他日常生活から思ったことを気ままに記す不定期のんびり日記

PlaceXML成果発表会

2007年02月25日 23時19分11秒 | 地理情報関連

 大塚さんのブログを見たら、おぉ!これこれ、今私が忙しさに死んでいる原因なのだ。28日が納品日。合計150ページほどの報告書作成に先週後半から忙殺されている。加えて、成果発表会(3月1日)の発表資料作成、さらには会場ロビーでのデモ展示の準備(まだ手つかず...)もあって、もう大変。とても、寝込んでいる暇はなかったのだが、先週半ばにやられたし。トホホ。

 PlaceXMLは、ほとんどの人にとっては耳慣れないだろう。GIS業界に詳しい人ならば、実はあのG-XMLの流れを汲んでいる、と説明すればへぇ...懐かしいなぁと思うだろう。G-XML当時の、地図主体のXML記述標準という発想から、時代は変遷して、特定の地図に依拠しない場所情報のXML記述標準という方向に向かって、連綿と検討されてきたものが、今、PlaceXMLとして成果を見つつある。

 幸か不幸か、その検討を行っていた歳月に、いわゆるWeb2.0という流れが押し寄せ、地図の世界にもGoogleマップとか、Yahoo!とかいろいろ沢山のオープンなサービスが登場した。PlaceXMLは特定の地図サービスだけに依存しないで、WWW上の様々なコンテンツと場所情報を結びつける働きをする。

 今回の取り組みで、私がとりわけ気に入っているのは、PlaceXMLの実証実験で作成されたツール、アプリケーション(私の会社で開発)をオープンソースとして公開予定であることだ。

 どんなに技術的に優れた規格でも、それを使う環境が提供されないと、実際に使うことは難儀である。エディタでPlaceXMLを書くことなんてちょっとしんどいし、膨大なページ数のPlaceXML規格書を読むのは至難の業だ。だから、誰でもPlaceXMLを作成できて、それを使ったサービスが提供できるようになっていれば、ずっとその敷居は低くなる。

 G-XMLの時も、GISソフトの一部分がそれに対応するなど、普及の動きが見られたが、専門業務で使う高価なツールに限られていたこともあり、広く普及しているとは言い難い。今回のPlaceXMLでは、対象をGISではなくて、”Where2.0”的利用にフォーカスを当て、そしてFOSS(フリーオープンソース)として提供するのだから、私自身の期待もG-XMLの時よりも桁2つくらい大きい。

 ...なんてことを1日に話そうかと思っている。


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