FOSS4G2日目の、地理フォーマット変換ソフトウェアとしてしられるFMEの創業者Dale Lutsによるスピーチが面白かった。
このスライド写真を見て欲しい。
FMEが対応するフォーマットは増加している
FMEが対応するフォーマットは「順調に」増加しているのだが、左側の赤い線はGMLである。GMLはニュートラルな立場の共通フォーマットとして鳴り物入りで登場したのだが、皮肉なことにその登場は、乱立する類種のフォーマットの増加を食い止める役割を全く果たせなかったことが読み取れる。ISOの力を借りたところで、(WFSで採用されたことで一命を取り留めたが)「地理情報ファイル交換のための標準フォーマット」という当初の目的は完全に失敗したと言えよう。
さらに、今度は右側の赤い線、KMLが登場して、これはGoogleの圧倒的な力で普及して、とうとうOGCの標準にまでしてしまったのだが、これもまた結局one of themのままなのだ。
で、結局FMEのビジネスは順調に推移しているというのが落ちなのだが、それにしてもこの手の無理っぽい「標準」づくりは、GMLが物語るように時間とお金がかかるが、皆がハッピーになるとは限らない。むしろ、あとから「みんなが熱中したけど、あれって何だったんだろう」という皮肉な結果に終わることも多いのだ。
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FMEが対応するフォーマットは増加している
FMEが対応するフォーマットは「順調に」増加しているのだが、左側の赤い線はGMLである。GMLはニュートラルな立場の共通フォーマットとして鳴り物入りで登場したのだが、皮肉なことにその登場は、乱立する類種のフォーマットの増加を食い止める役割を全く果たせなかったことが読み取れる。ISOの力を借りたところで、(WFSで採用されたことで一命を取り留めたが)「地理情報ファイル交換のための標準フォーマット」という当初の目的は完全に失敗したと言えよう。
さらに、今度は右側の赤い線、KMLが登場して、これはGoogleの圧倒的な力で普及して、とうとうOGCの標準にまでしてしまったのだが、これもまた結局one of themのままなのだ。
で、結局FMEのビジネスは順調に推移しているというのが落ちなのだが、それにしてもこの手の無理っぽい「標準」づくりは、GMLが物語るように時間とお金がかかるが、皆がハッピーになるとは限らない。むしろ、あとから「みんなが熱中したけど、あれって何だったんだろう」という皮肉な結果に終わることも多いのだ。
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