知人から、カシミール3DがGoogle Mapsに対応したとの連絡をもらった。
早速ダウンロードして使ってみた。おお! さすがカシミールだ。やることが早いしすごい。
カシミールはGoogle Earthよりも”日本人的に使いやすい”ユーザーインターフェイスだと思うし、 メニューもヘルプも日本語、そして日本で入手可能な様々な地理的データとの連動が可能だ。 すばらしい地理的エンターテインメントだ。そして、これらはみんな無料。
日本国内だけ見ていると、少数の地図会社による地図や地理情報の囲い込みが続いている。 ここ10年ほど、デジタル地図の登場以降、著作権ビジネスはほぼ彼らの意のままに進められてきた。 そして特にここ5年は、本当に変化の少ない、成長のない、煮詰まった状態が続いてしまっている。 2~3年前から数値地図の無償閲覧、住所ポイントデータの無償ダウンロードなど、徐々に国が持っている データの公開が進んではいるが、”民業圧迫”を回避するべくなのか、その歩みは遅い。
Googleはそんな日本の特殊事情はお構いなしだし、「掟破り」だとして”村八分”にもできない。 日本国内の地図会社、データ会社やソフトウェア会社の多くが、こうした流れの中で”ビジネスモデル” の変更を余儀なくされると思う。
2002年の春、私が独立した時、ソフトウェアも、データも、ブランドも無い、本当に何もない状態からの スタートだった。しかも”この業界”である。その無念さをしみじみ味わうのに1ヶ月とかからなかった。 だからこそ、そんな苦境を察して支援してくださった、人たちへの恩は絶対に忘れない。
事業環境は、誰にとっても基本的にはフェアじゃない。だけれども、それをフェアにするような努力を 一方でしていくことが業界自体が活性化し、成長していくために不可欠だと思う。 私がオープンソースに共感しているのは、それは誰にとってもフェアであるように、という 精神が貫かれているからである。誰も囲い込みはできないのである。誰でも参入できるのだ。 だから私の会社でもそれをビジネスとすることができた。
フェアである環境でビジネスをする ことは、一見理想のように見えても、果てしない競争の世界でもあり、閉鎖された市場よりも 遙かに困難である。ただ、どんな生物史も教えているように、変化と競争の無い状態ではその種自体が 勢いを失い、絶えてしまうのだ。
カシミールはGoogle Earthよりも”日本人的に使いやすい”ユーザーインターフェイスだと思うし、 メニューもヘルプも日本語、そして日本で入手可能な様々な地理的データとの連動が可能だ。 すばらしい地理的エンターテインメントだ。そして、これらはみんな無料。
日本国内だけ見ていると、少数の地図会社による地図や地理情報の囲い込みが続いている。 ここ10年ほど、デジタル地図の登場以降、著作権ビジネスはほぼ彼らの意のままに進められてきた。 そして特にここ5年は、本当に変化の少ない、成長のない、煮詰まった状態が続いてしまっている。 2~3年前から数値地図の無償閲覧、住所ポイントデータの無償ダウンロードなど、徐々に国が持っている データの公開が進んではいるが、”民業圧迫”を回避するべくなのか、その歩みは遅い。
Googleはそんな日本の特殊事情はお構いなしだし、「掟破り」だとして”村八分”にもできない。 日本国内の地図会社、データ会社やソフトウェア会社の多くが、こうした流れの中で”ビジネスモデル” の変更を余儀なくされると思う。
2002年の春、私が独立した時、ソフトウェアも、データも、ブランドも無い、本当に何もない状態からの スタートだった。しかも”この業界”である。その無念さをしみじみ味わうのに1ヶ月とかからなかった。 だからこそ、そんな苦境を察して支援してくださった、人たちへの恩は絶対に忘れない。
事業環境は、誰にとっても基本的にはフェアじゃない。だけれども、それをフェアにするような努力を 一方でしていくことが業界自体が活性化し、成長していくために不可欠だと思う。 私がオープンソースに共感しているのは、それは誰にとってもフェアであるように、という 精神が貫かれているからである。誰も囲い込みはできないのである。誰でも参入できるのだ。 だから私の会社でもそれをビジネスとすることができた。
フェアである環境でビジネスをする ことは、一見理想のように見えても、果てしない競争の世界でもあり、閉鎖された市場よりも 遙かに困難である。ただ、どんな生物史も教えているように、変化と競争の無い状態ではその種自体が 勢いを失い、絶えてしまうのだ。
Google Maps が日本の地図をリリースするときはどこと提携するのか非常に興味がありますが、できるだけ早くお願いしたいところです。そうすれば、とんでもないアプリケーションが次々と出てきて、日本のビジネスシーンも変わって行くでしょう。期待したいです。
基本はマックユーザなので、Google Maps も遅いノートマシンでへろへろになりながらなのです。カシミールはまだ使ったことが無いのですが、速いマシンを手に入れたらぜひ使ってみたいです・・・ハンディGPSのほうが先かもしれないですが・・・
GoogleもYahoo!も、一歩遅れ気味のMicrosoftも、彼らは巨大メディアを目指しているようなので、従来の”地図屋”さんの発想ではありませんね。API公開で世界中沸いていますが、彼らもプロプライエタリであって、本当の意味でオープンではありません。ちょっとそこが個人的には「要注意」だと思っています。
Google も本当の意味でのオープンではないと思いますが、APIの公開や作業のオープンソース「的な」進め方で、いろんな風穴を開けていると思いますね。ちょうど日本のプロプライエタリな会社とオープンソース・コミュニティの中間にいるという感じでしょうか。
英語ですが、こちらに興味深い記事がありました。
Google map API transforms the Web
http://blogs.zdnet.com/open-source/?p=374
これで地図ソフトは大多数の人にとっていらなくなるし、地図を使ったサービスもGoogleMapsのAPIを使って実現する、、ってことになりますね。
今後業界にどういう影響が出て、どう変わっていくかは大変興味があります。