横浜スローライフ -- My slow life in Yokohama

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FOSS4G 2012はどうなっているのだろう・・

2012年05月17日 10時27分35秒 | OSGeo/FOSS4G
 今年のFOSS4Gの世界カンファレンス「FOSS4G2012」は今年9月10~15日に中国の北京で開催されることは昨年9月に決まっている。

 ところが、その後の準備が遅々として進んでいない。今年2月にようやく空っぽのサイトができ、少しずつコンテンツが増えたのは3月頃。サイトによるとスポンサー企業の募集告知や5月1日から参加者登録を始めるなどと記載されていたが、もう5月の半ばになるが、実際にそのサイトが公開されていない。

 参加者登録も大事だが、それ以前に発表やワークショップの受付が進むべきである。こちらも、何らアナウンスがない。一般的に、この手のカンファレンスは自費参加よりは勤務先費用による業務出張の割合も高い。そうすると、予算を前もって申請したり、国によってはビザの準備もあるし、開催時期の数ヶ月前には確定させておきたい。

 そういう事情があるにもかかわらず、本日現在サイトにアクセスしようとすると、メンテナンス中なのか、サイト自体が表示されなくなってしまっている。

 OSGeoの本家のMLでも、今どうなっているのか、北京のメンバーがMLを読んでいれば教えて欲しい、という投稿が何度かあったが、誰も回答しないので、わからない。私はOSGeo財団日本支部の代表者であるが、だからといって、お隣の中国でどうなっているかの情報が全くない。

 意志決定と動員の素早いお国柄だから、いざとなったら突貫工事でカンファレンスを開催するのだろうと思うが、それでは中国国外からの多数の参加者を期待できず、実質的にFOSS4G Chinaになってしまう。もとより、スポンサー企業はコミュニティへの貢献だけでなく、カンファレンス参加者に対する知名度向上やクライアント獲得などの事業目的もある。この状態では、スポンサー企業は中国企業だらけになってしまうおそれもある。

 北京の運営メンバーには、Song氏をはじめとして、大阪市立大学とも交流の深い人が含まれているし、私もその何人かとは面識もあるので、協力をしたいのはやまやまだが、現時点では、とても心配な状態である。

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