横浜スローライフ -- My slow life in Yokohama

位置情報、地理情報に関するサービス、その他日常生活から思ったことを気ままに記す不定期のんびり日記

FOSS4G 2016に参加申込完了

2016年05月09日 12時08分39秒 | OSGeo/FOSS4G
 OSGeo財団が主催するグローバルカンファレンス「FOSS4G 2016」(ドイツのボンで今年8月に開催)に参加申込を行った。
このカンファレンスは、私が知るジオ系のカンファレンスの中で、最もベンダー色が薄く、ディベロッパー比率が高く、かつアカデミック、エデュケーション、デスクトップ、Web、データベースなどのソフトウェアテクノロジーの幅が広い独特な存在である。私は、以前から、「地理情報はカラフルなロングテールである」と述べてきたが、FOSS4Gの世界こそ、それを具現していると思う。

 昨年は韓国のソウルで開催されたが、セールスフォース・ドットコムが主催するイベント(Dreamforce)と日程が重なったために、私はあいにく参加を見送った。年に1回のこうした機会を逃すことは、今ジオのテクノトレンドの最前線で何が起きているのかを肌で感じるのには結構な損失である。CartoDBを「発見」してCEOのJaveirとつながったのも、2012年のノッティンガムでのFOSS4Gカンファレンスであったし、そもそも、私が以前やっていたオークニー自体、FOSS4Gカンファレンスを通じて様々な事業機会を獲得してきていた。そういう点で、今年の参加申込をしたことは、ジオ業界へ改めてコミットすることを表明したつもりである。

 ここ数年、B2Bクラウドサービスへのフォーカスを行ってきた結果、本来の地理情報分野の「カラフルさ」から縁遠くなってしまったのも感じていた。私の価値は、この分野を、人的にも、トレンド的にも幅広く深くつながって理解しているところにあるので、そうした傾向は由々しき状況になりかねなかった。先月、起業したばかりの身には大きな費用負担だが、その負担をカバーしてくれる何かが得られると期待している。

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