日々の覚書

MFCオーナーのブログ

人は彼をエースと呼ぶ

2005年04月10日 22時14分03秒 | スポーツ
今日は久しぶりにテレビのプロ野球ナイター中継を見ていたのである。東京ドームの巨人-中日3回戦だ。

試合は、3連敗中の中日が、連敗の鬱憤を晴らすかのように打ちまくり(18安打)、10-0の快勝。初回に相手のミスに乗じて2点を先制すると、5回には森野、谷繁のタイムリーで3点、7回には森野の2ラン、荒木、井端のタイムリーで5点、と効率良く得点を重ね、投げては先発のベテラン・山本昌が7回を投げきって勝利投手。実にビールの美味い試合展開でした(笑)

それにしても、山本昌はすごい。今年プロ入り22年目の大ベテランだが、今もローテーションの一角として投げ続け、安定して勝ち星を稼いでいる。彼がドラフト4位で入団した時、誰がこの活躍振りを予想しただろうか。プロ入りしてから最初の4年間は勝ち星ゼロだった為、その後の活躍の割には200勝まであと25勝ほど足りないが、一軍に定着した1988年からずっとローテーション投手として投げ続けているなんて、ちょっとマネできまい。最多勝利3回、防御率一位1回は素晴らしい。正にドラゴンズ不動のエースにして功労者、球界の宝である(大げさな...)

実は、この山本昌投手には昔から親近感を抱いていて、何故なら出身が僕と同じ茅ヶ崎。中学校は隣の学区だった。
で、彼は日大藤沢高校に進むが、高校3年の時、夏の甲子園の神奈川県予選で、完全試合を達成する。この時の相手が僕の妹が通っていた高校で、結構野球好きな妹には、母校が完全試合をかまされた屈辱は忘れがたいものだったらしい。その年のドラフトで、山本昌が中日に指名されたのにいち早く気づき、「うちを相手に完全試合を達成したのだから、プロで絶対成功して貰わないと困る」と、よく分からん事を言っていた(笑) それで、僕も彼に注目するようになり、後に星野監督の下で頭角を現し、エースとしてのし上がっていくのを我が事のように喜んでいたのである。もちろん、僕は山本昌投手とは一面識もありません(わざわざ言わんでも...)

また、うちの会社に高校時代野球をやっていたのがいて、山本昌の日大藤沢とは地区が同じだったので、練習試合で何度か対戦したらしい。で、そいつが言うには「あんなの、高校生じゃ打てませんよ」 なんでも、ストレートがやたら早く、またカーブがこの世の物とは思えない曲がり方をするらしい。バッターボックスで構えると、一瞬ボールが消えて、次の瞬間キャッチャーミットに収まり、審判が「ストライ~ク」、毎回こんな感じだったそうだ。やはり、プロ入りする人は違うのだ。

今シーズンもローテーション投手としての活躍が期待される山本昌であるが、彼もベテランだし、登板は週一回がせいぜいで(最近のプロ野球の先発投手は、登板数が少ないのでは、と個人的には思っているが、これはまた別の機会に)、今年の200勝達成は無理だろう。ただ、本人も「200勝より日本一を味わいたい」と言ってるらしいので、今年も是非リーグ優勝して、去年の雪辱を晴らして日本一になって欲しい。僕は、今年も中日ドラゴンズ、そして山本昌投手を応援する。

所でまったくの余談だけど、巨人の新しい応援歌が出来て、今日東京ドームでお披露目があったらしい。歌詞を一般公募したそうだが、中学2年の少年のものが採用され、船村徹が曲をつけ、五木ひろしが歌うとか。なんだかなぁ...五木ひろしですよ。中学生の少年は、自分の歌詞が採用された時は喜んだろうけど、歌うのが五木ひろしと聞いて「え...」と思ったのではなかろうか。しかも、作曲は船村徹だし。大御所だけど、中学生は名前すら知らんだろう。もうちょっと若い世代にアピールする人選は出来なかったのか。平井堅やケミストリーとまでは言わないけどさ。ま、こういう所にも、讀賣巨人軍の古い体質が現れているという事だね。

(さらに余談:実はこの記事をさっき一度書いたのだが、間違って削除してしまい、仕方なくもう一度書いたのである。頭に来るやら情けないやら...-_-#)



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