日々の覚書

MFCオーナーのブログ

そして令和元年も暮れゆくのであった

2019年12月28日 13時53分35秒 | 時事・社会ネタ
密かに恐れていた事が現実になってしまいそうだ。以前、当ブログでもネタにした“あおり運転”だが、多発して社会問題化しているのを受け、警察庁は道交法を改正して、“あおり運転”を定義化し罰則規定を設け、厳罰化する方針を固めたそうな。“あおり運転”をしただけで捕まってしまうようになるのである。

以前にも書いたように、こうなってしまうと恐ろしい事になる。ちょっと車間を詰めて走った程度で、“あおり運転”だと騒がれ、証拠としてドライブ・レコーダーの動画が提出されるようになる。警察が冷静に動画を分析して、この程度では“あおり運転”ではありません、と判断しても納得する訳がない。だいたい、そんな程度のことで訴えるような奴らは被害妄想の塊で、二言目には差別差別と騒ぐ連中なので、あーだこーだ大騒ぎして、警察署の前で連日デモや座り込み等の嫌がらせをしたりして迷惑この上ないので、結局面倒臭くなって、警察側は“あおり運転”を認めてしまったりするのである。そのくせ、そいつらによる“あおり運転”の暴行なんかはスルー。相手するとうるさいからだろう。そうなると、普通のまともなドライバーたちはやりにくくなる。下手に前の車に接近すると、“あおり運転”と認定されて、罰金ひどい場合は懲役になってしまうから、あまり車間は詰めなくなって、結果、事故は減ると思うが、渋滞が増えるだろう。で、結局、特定の勢力だけが好き放題で得をする、という事になるのである。本来は、特定の勢力の好き勝手に対して、一般庶民が泣き寝入りしない為の法であるはずなのだが。

この“あおり運転”については、警察庁ももう少し冷静に対応して欲しかった気がする。実際に起きた死亡事故や暴力沙汰は、厳罰に処するべきだが(実際には、裁判しても軽い判決になるようだけど)、ちょっとした接近くらい、気にしなくてもいいのではなかろうか。僕は断言する。道交法が改正されたら、あおられたと言って、日夜大量のドライブ・レコーダーの動画が警察に持ち込まれるだろう。そして、その処理に警官は忙殺され、疲弊していくのである。嗚呼、日本は一体どうなってしまうのか。

さて、という訳で(どーゆー訳で)令和元年も終わりである。実は、今年の正月に、仕事上のある会合で挨拶した人が、「今年(2019年)はいろいろな事が待ち構えている。おそらく大変な年、そして後々まで印象深い年になるであろう」という内容の事を喋っていたが、まさに、その通りとなった。個人的には、激動ではなかったが、それなりに色々な事があって、やはり2019年(令和元年)は記憶に残る年になりそうな気がする。

で、あまりやらないけど(笑)、MFCオーナーの2019年(令和元年)重大関心事(ニュース)を列挙してみた。もちろん、個人的な出来事も入ってます(笑)

・改元 平成から令和へ(5月)
・上海旅行(3月)
・同世代の友人の訃報(6月)
・ラグビーワールドカップ日本開催 初のベスト8入り(9月~10月)
・各地で甚大な台風被害(8月、9月、10月)
・消費増税 8%から10%へ 軽減税率はヘン(10月)
・ほぼ10年ぶりにライブやった 来年もやる予定^^;(3月)
・映画をきっかけに、エルトン・ジョンがマイブーム(8月~)
・高齢ドライバーによる死亡事故多発
・対韓国の輸出管理強化の反応 韓国の報復は的外れもいいところ セルフ経済制裁(爆)

とりあえず、こんなとこで^^; あいちトリエンナーレなんて不可解且つ不愉快なイベントもあったっけな。ま、大村知事はリコール必至でしょう。愛知県民の皆さん、頑張って下さい(笑)

てな訳で、今回がおそらく今年最後の更新だろうと思われるので(笑)、最近買ったCDから。



Getz / Gilberto featuring Antonio Carlos Jobim

今年の9月、『ジョアン・ジルベルトを探して』という映画を見た。ボサノバの神様として知られるジョアン・ジルベルトの音楽に魅せられたドイツ人の若者が、ブラジルまでジルベルトに会いに行った顛末を記録した本が原作の映画である。正直言うと、よく分からなかった(苦笑) 興味ある人は公式サイトをご覧下さい。。

映画はよく分からなかったが、全編に流れるジョアン・ジルベルトによる(と思われる)音楽が心地良く、ボサノバ聴いてみようかという気になって、本作を買ってみた。僕のような素人には、ボサノバといえば「イパネマの娘」なんであり、このアルバムなんである。まだ新進だった(らしい)ジョアン・ジルベルトが、ジャズのサックス奏者スタン・ゲッツと組んで1963年に発表したアルバムであり、グラミーのアルバム・オブ・ジ・イヤーにも輝いた。ボサノバを全世界に知らしめたアルバムと言っていい(らしい)。初めて聴いたが^^;、ひたすら気だるい雰囲気が心地良い。夜より昼下がりが似合いそうな音楽だ。50年以上前(!)の作品であるにもかかわらず、全く古びていないのも凄い。



Sing Children Sing/Lesliy Duncan

この人を知ってる人は、かなりの通かマニアとお見受けする。1960年代から70年代にかけて活動したシンガー・ソングライターで、本作は1971年発表のデビュー・アルバム。歌手としてデビューしてからアルバムに至るまで数年かかっていて、結構苦労人のようだ。その後、2ndを出すもののヒットには恵まれず、結局知る人ぞ知る存在になってしまったのだが、この人、とある筋では結構知られた存在である。それは、エルトン・ジョンが彼女の曲をカバーしているからだ。

エルトンがカバーしたのは、本作収録曲でもある「ラブ・ソング」、『エルトン・ジョン3』に収録されているが、ライブ盤『ヒア・アンド・ゼア』にも収録され、ここではリスリー・ダンカン本人をステージに呼んで共演している。エルトンのバージョンでも、アコギとパーカッションだけをバックに静かに歌われていて、やや地味な印象の曲であるが、アルバムを聴き終えてみると、強烈な印象を残す一曲である事がよく分かる。普段カバーはあまりしないエルトンが取り上げた、という点から見ても、エルトンからして自信の一曲だったのだろう。前述したが、ライブにもレスリー・ダンカン本人を呼んでいるあたりにも、彼女を高く評価している事が窺える。

まだスーパースターではなかったけど、エルトンが「ラブ・ソング」を取り上げた事で、状況が変わり、レスリーはこの1stをレコーディングする事になる。もちろん、エルトンも参加してます^^ 彼女の曲は、いかにもイギリスらしい陰影を感じさせるものが多く、明らかに同時代のアメリカのシンガー・ソングライターたちとは一線を画す世界だ。急遽シングル・バージョンまで作られた「ラブ・ソング」がその最たるものだが、その一方で「助けて下さい、イエス」や「ミスター・ルービン」のようなポップな雰囲気の曲もあり、バラエティに富んだ聴きやすいアルバムになっている。もっとヒットしても良かったような気がするが。

ま、でも、ほんと、70年代のロックは深い。

という訳で、今年もお世話になりましたm(_ _)m
来年も当ブログをよろしくお願いします。
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