日々の覚書

MFCオーナーのブログ

グラミー賞とレコード大賞

2005年02月05日 22時52分49秒 | 音楽ネタ
今年もまた米グラミー賞の季節がやってきた。

以前、この「覚書」でグラミー賞予想なんてやってみた事があるが、見事にはずれてしまったので(笑)今回は止めておく。というか、前もそうだったけど、ノミネートされてる人にしても曲にしても、はっきり言って知らないのばかりなのだ。知らないのに予想して当たる訳がない(笑) 今回も主要四部門にノミネートされてる顔ぶれは、かろうじて名前は知ってるという程度の人ばかりだけど、昨年亡くなったレイ・チャールズがノミネートされてるのにはちょっと驚いた。これ意外と今回の本命ではないか(予想はしない、と言いつつ予想してる...爆) あと、グリーン・デイのノミネートも意外。ようやく認めて貰えたのかな(やや意味不明) アリシア・キーズあたりは新たな常連だろうか。と、あれこれ勝手な事を考えつつ、発表を楽しみにしてましょう。

アメリカにグラミー賞があるなら、日本にはレコード大賞がある、と言いたい所だけど、こっちはここ数年全く興味を失ってしまった。昔は一所懸命見てたんだけどね。ちあきなおみ「喝采」や五木ひろし「夜空」、沢田研二「勝手にしやがれ」なんてとこが受賞した時の事はよく覚えてる。ピンク・レディー「UFO」の受賞が物議を醸した事もあった(しかし、ネタが古い...) 細川たかし、中森明菜が2年連続で受賞したり、光GENJI「パラダイス銀河」やWINK「淋しい熱帯魚」がブーイングされてたりもしたなぁ。何故最近は全く興味を覚えなくなってしまったのか。

僕個人の感覚で言うと、昔は結果に不満があったとしても、大賞受賞曲がその年を象徴するヒット曲であったのは間違いなかったと思う。その年一番売れた曲とは限らなかったけど。しかし、ここ十年くらいは、ほんとにこんな曲がヒットしたの?
なんて言いたくなるのが多い。大賞を“演歌部門”と“ポップス部門”に分けていた頃なんて、特にそう思った。近頃は、売れた曲=皆が知ってる曲、とは限らないので、仕方ないことかもしれないけど。でも、やはりその年最も大衆に支持された(プラス音楽性も高い)曲が大賞に選ばれるのが当然であると思うし(レコード大賞選考基準にも謳っている)、そういう意味では1998年の大賞は「夜空ノムコウ」であるべきだったし、1999年は「LOVEマシーン」であるべきだった。

その点で、一昨年の選考はおかしかった。本来ならSMAP「世界にひとつだけの花」が妥当なのだが、SMAP側が早々と辞退すると宣言してしまったものだから、結局受賞はなかった。このことは、レコード大賞の権威の低下を物語っている。本人が辞退しようが何だろうが、あげると決めたら大賞にすればいいのだ。受け取るかどうかはまた別問題だろう。辞退する→じゃノミネートすらしない、これでは舐められるだけだよ。グラミーやアカデミー賞で、受賞した本人が辞退したという例はあるが、受賞が決まる前から辞退を表明したなんて聞いた事ない。

結局、賞の権威よりテレビ的な事の方が大事なのだ。去年の大賞はミスター・チルドレンだったが、ワイドショーで聞いた話だと、ミスチルが授賞式の生出演をOKしたので、大賞に決まったのだとか。バカにした話だ。アーティストにも視聴者にも失礼だよ。

つまり、こういうことが目立つから最近のレコード大賞には興味がなくなってしまったのだろう。結局は出来レースなのだ。しかも“楽曲”無視。昔からそうだったのかもしれないけどね。でも、やはり大賞は“優れた楽曲”であって欲しい。

コメント
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