いまジャーナリストとして

 いま私たちの目の前に、次々と現れるニュースをどうとらえ、どう判断するか・・・ジャーナリストの日誌。

こぼれ話・・・子供のころ、シャケはナマで食べるなと言われませんでしたか?

2011年11月13日 22時16分48秒 | 日記

・・・・・・こぼれ話・・・・・・・

 きょうは日曜日ですから、やわらかい話を書きます。

 原発の事故に際し、「安心」と「安全」は違うというこ
とを指摘した友人の医師の話を、このブログで、以前、書
きました。
 
 その友人の医師が、ちょっと悩みながら、話してくれた
「ちょっと変な話」「でも、ものすごく大事な話」です。

 みなさんは子供のころ、ご両親あるいは、祖父、
祖母、あるいはまた、ご近所さんから、
 「鮭(シャケ)は、ナマで食べてはいけない」
 ということを言われた記憶はありませんか。

 なぜなら
 「鮭は、サナダ虫の卵を持っていることがあって、ナマ
で食べると、人間の体内で、卵がサナダ虫になってしまう」 というのです。
 だから、シャケは、焼いて食べなければならない、とい
うわけです。

 なるほど、ちゃんとした和食で、マグロやヒラメの刺身
は出ても、シャケの刺身が出たのを見たことはありません。
 お寿司屋さんでも、マグロの握りはあっても、シャケの
握りというのは、見たことがありませんでした。
だから、そういうものなんだなあと、思っていました。
 シャケは、焼いて食べるものだと思っていました。

 しかし、いつのころからか、お寿司屋さんでシャケの握
りが出るようになりました。
 とくに、回転寿司では、普通に出ます。
そういえば、刺身にだって、シャケの刺身があったりし
ます。
 最近は、大丈夫なのかしらん、と思っていました。

 そこで、この友人の医師の話です。
 彼が言うには、
 最近、サナダ虫を持った人が、しばしば、診察に来ると
いうのです。

 診察に来た人から、いろいろ話を聞き、検査してみると、
やはり、サナダ虫がいる。
 それが、ひとりやふたりではないそうです。
彼の話によると、
 「どうも最近、サナダ虫が普通にいるようになったらし
い」
 というのです。

 なんで、そんなことになったのか。
 彼の見立てによると、それは、最近、シャケの刺身やシ
ャケの握りを出すようになったからではないかーーという
のです。
 最近は、シャケなどとは言わず、サーモンの握りーーと
言ったりするのですが。

 シャケが持っているサナダ虫の卵は、まず、切り身にし
て焼けば完全に死にます。
 もうひとつ、零下40度ぐらいで完全に冷凍しておけば、
やはり、卵は死ぬのだそうです。

 ところが、彼の推理では、
 ・ 大勢のお客さんの来る回転寿司
 ・ 大勢のお客さんの来る居酒屋
 では、この冷凍が甘いのではないかーーというのです。
 どんどんシャケを出していくので、長い期間は冷凍でき
ないとか、冷凍の温度があまり低くない、という状況が起
きているのではないかというわけです。

しかし、サナダ虫の卵は、人間の体内に入っても、実際
に成長するまでにはそれなりの日数があるので、本当の原
因は突き止めようがないんだ、ということです。

では、サナダ虫が本当に体内に寄生したらどうするか。
 有名な人物では、太平洋戦争の連合艦隊司令長官、山本
五十六がサナダ虫を持っていたことで知られています。

 サナダ虫が寄生したら、駆除するしかありません。
 駆除するには、専門の病院に入院し、腸内を空っぽにし
て、下剤というか、駆除薬を飲むそうです。
 ところが、サナダ虫は、頭部が残っている限り、いつま
でも再生して大きくなるので、駆除をして、頭がちゃんと
出たかどうか、チェックするのだそうです。

 頭が出るまでは、駆除を続けるのだそうです。

 うーむ。
 嫌ですね。
 
 過去の話になったと思っていた結核が、最近、また出て
いるというので、話題になっています。
 同じように、サナダ虫も、過去の話になったと思ってい
たのですが、食生活、食文化の変化で、また復活している
のかもしれませんね。

 本当にこぼれ話でした。