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~生ごみ・野菜の輪と和をつくる~          じゃがいもの会(武蔵野市)

生ごみを資源として活用し、おいしく元気な野菜を作る循環を武蔵野市内で作りたい。都会でも出来ることはきっとあるはず!

野菜を取り寄せているいわきの農家に行ってきました

2011-12-02 | 地域活動
12月2日(金)
雑巾の会で被災地支援のために福島県いわき市の有機野菜を取り寄せて毎月第2,4火曜日1時から販売していますが、12月1日、2日にその農家を4人で尋ねてきました。
いつもおいしい野菜を送っていただいているので、いろいろお話を伺いたいと思い、また少しでもお手伝いできればと思ってのことでしたが、大歓迎していただき、すっかりご馳走になってしまいました。



黄色くいろづいた山あいにある畑でしたが、そこでの生活は日本の原風景ともいえる夢のような世界でした。放射能汚染さえなかったら・・と思ってもそれはもう起きてしまったこと、その中で何ができるか考えるしかありません。

子供がいる家庭では地元の野菜を食べなくなったそうです。また「らでぃっしゅぼーや」と言う全国ネットの有機野菜大手業者にだしていたものは1割しかでなくなったそうです。

畑に行くと見たこともないほど元気で立派な野菜にびっくり。
農業が大好きとおっしゃるお父さんは自分の土地だけではなく、耕作不能になった他人の土地もつぎつぎ頼まれて耕作していらっしゃいましたが、これから半分に減らすとのことでした。

卵、お米もやっていらッしゃいます。鶏たちは元気に走り回っていて、私たちが行くとえさがもらえると思って「コケコッコー」と鳴いて走りよってきました。ブロイラーにくらべてなんと幸せな鶏たちだろうと思いました。卵にわざわざ黄色い色はつけないそうです。

有機農家の命ともいえるぼかし(肥料)をつくる大きなぼかし小屋がありました。
米糠に鶏糞、籾殻くん炭、老人ホームの残飯、企業からもらう鰹節くずなどを混ぜているそうです。
将来ここを改装して、入り口を直売所にし、中でみんなで籐編み、竹細工をしたり、コンサートをする地域のたまり場を作りたいそうです。といっても隣の家はどこにあるのかなと言うくらい離れています。坂道で自転車は大変だし、歩いて?車で?

お手伝いはほんのちょっと、つるし柿の皮むきと、畑の枯れ草抜きをほんのちょっとしてきました。自己満足に過ぎませんが。



小名浜港も車で息子さんに案内してもらいました。津波被害を受けたところの瓦礫はすっかりきれいになり、説明されないと分からないくらいになっていました。ここまでの作業はできたとしても、この先の建て直す、作り直すまでいくのは大変ですし、もっと大変なのは目に見えない失われたものの回復です。2度と取り戻せないものもありますし。

また来年草取りの大変な時期にお手伝いに行く約束をしてきました。でも草取りよりももっと大事なのは、販路を開くお手伝いかなと思いました。

みなさん、買ってもいいよという方、「山さと農園」の野菜をよろしくお願いいたします。若い人・こどもはダメですよ。