~生ごみ・野菜の輪と和をつくる~          じゃがいもの会(武蔵野市)

生ごみを資源として活用し、おいしく元気な野菜を作る循環を武蔵野市内で作りたい。都会でも出来ることはきっとあるはず!

武蔵野市のコンポストガーデン見学会

2012-10-31 | イベント

10月31日(水)

クリーンむさしのを推進する会で武蔵野市内のコンポストガーデン(生ごみ堆肥で野菜づくりをしている畑)見学会を行ないました。こんなことができるようになったなんて武蔵野市もちょっと進歩かな!

参加者はクリーンむさしのを推進する会の生ごみチームの人、それぞれのコンポストガーデンの関係者市の職員は1人、など合わせて10人くらいでした。

見学したところは、

①武蔵野市ごみ減量協議会の畑(緑町、市民農園の一部)、

②さわやか農園(クリーンむさしのを推進する会の人が中心になってやっている集合住宅の庭)

③じゃがいもの会(吉祥寺東町の民間宅地)

④じゃがいもの会(吉祥寺南町の民間宅地)

⑤じゃがいもの会(市民農園)

まず最初に

①緑町にある市のごみ減量協議会の畑(2012年7月~  これ以前はクリーンセンター内で2年間)

 6区画にわけ3区画を使っていました(1区画は市民農園と同じくらい・・約12㎡)

この日は人数制限があってクリーンむさしのの人だけ参加。私は前日30日に減量協議会のメンバーとして見学したので、その時の写真を載せます。

白菜、じゃがいも、レタスが立派に育っていました。今年はじゃがいもの発芽率が低かったそうです。

      

    白菜は卵を生まれているので、虫取りを2日に1回、まめにしていらっしゃるとのこと。

      

 

さわやか農園(北町集合住宅庭)以前からやっていましたが、今年からメンバーを増やし本格稼動

グループワークがよく、畑が初めての人もいますがみなさん一生懸命です。

     手前から白菜、人参、大根、じゃがいも

     

 水菜、ワサビ菜、チンゲン菜など。種を蒔いて育てた苗を植えてまだ日が浅い。   

     

 

③じゃがいもの会 吉祥寺東町畑(民間宅地  現在60㎡位堆肥が入っている)

東西南北家に囲まれているので、日当たりが市民農園のようなわけにはいきません。

7月から土地をお借りし、生ごみを入れながら1ヶ月以上たったところから順番に種を蒔いています。

説明していて写真を撮り損ねました。気がついて最後に1枚だけ。

虫除けのため寒冷紗をしていましたが、昨日取り除き、やっと野菜が見えるようになりました。

20種類くらい植わっています。

      

 

④じゃがいもの会 吉祥寺南町の畑(耕作面積 40㎡位、3年目に入ったところです) 

一番日当たりがよくないので、野菜が一番弱く、成長も遅く、虫にも食われやすいという結果が出ていました。今年は天候がよくなかったので特にそれがはっきり出ました。

それでも、土地がないことを思ったら、2年間本当に楽しませてもらって、感謝してもしきれないほどありがたい畑です。

     

         今日の参加者

     

 ⑤じゃがいもの会 市民農園

日当たりがいいので野菜はとても元気です。今日は白菜についた虫を2匹取ってもらいましたが、虫は気にならないくらいで、なんとか元気に育っています。夏の名残の空芯菜がまだ植わっています。

     

同じ市民農園でじゃがいもの会のメンバーMさんの畑も見ました。

     

20種類くらいの野菜が植わっており、春にはじゃがいもの会の堆肥と段ボール法の堆肥で野菜の育ち方を比較し、、秋は段ボール法の床を腐葉土と竹パウダーで比較しています。

またここでは、生ごみ堆肥から元気野菜ができることを、多くの人にアピールしています。Mさん大活躍です。

 

最後に本宿コミセンで今日の見学の感想などを出し合い、今後のことなども話し合いました 。12時から1時の時間帯だったので、申し合わせていたわけではないのに、沢山の食べ物が持ち寄られて食べながらの楽しい会になりました。

     

     

土地の広さも、日当たり条件も、、生ごみの利用の仕方も違い、それぞれに特徴がありましたが、どこもがんばっており、何より今日の見学会で生ごみから元気野菜づくりの運動に拍車がかかったような気がしました。今後に期待!


堆肥ボックス第3号完成

2012-10-30 | 

10月30日(火)

Tさんが作りかけていた堆肥ボックス第3号をSさんが 完成させてくれました。

     

最近、葉山キエーロという個人用堆肥ボックスが好評だそうですが、それとよく似ていますが違うところは一回り大きいこと、全面の板が取り外せること、前の板と後ろの板の高低差の三角のところが空いていないところです。

キエーロの三角の空いているところは風通しよくするためだそうです。私たちは虫除けのためにふさいでしまいましたが、キエーロのサイズで、風通しがあるものを作ってみようと思います。ただし前面はやはり取り外しができるほうがいいな。なぜかというと取り出したり、かき混ぜる時に楽だからです。

明日はコンポストガーデンめぐりの見学会があり、見学者が来ます。偶然タイミングよく出来上がりました。

またSさんにお願いすることが増えました。いつもいつもたよりのSさんです。


今日もお客様

2012-10-29 | お客様

10月29日(月)

今日も若い方が見学に来てくださいました。熱心にのらぼうの苗の植え付けなど長時間お手伝いしてくださいました。

     

メンバーのTさん同様、エディブル スクールヤード(食育菜園)に感心のある方でした。

エディブル スクールヤードは全米に広がる学校菜園のモデルになっているもので、種から食卓へ、そしてふたたび種へとつなぐいのちの循環を教える菜園学習をするところで、現在カルフォルニア州だけでも幼稚園から大学まで3000校以上の学校のスクールガーデンで行なわれ、大きな効果をあげています。

   参考までにエディブルスクールヤードの写真を載せておきます。

      

      

 


若い人たちがつぎつぎ来てくれます

2012-10-22 | お客様

10月22日(月)

Tさんがつぎつぎ若い人たちを連れてきてくださいます。

「若い人たちみんなこういうことに関心もっていますよ」、そして畑を見て「すごーい」といつもいつもいってくれるTさんに元気付けられます。

今日もOさん、Yさんが来て下さいました。

みんな仕事があるからいつもいつもは来れないけれど、きっと時々来てくれるのだろうと思います。

     

今は虫を完全防備で、ほとんどのところに寒冷紗をしています。


環境フェスタとごみゼロフェスタ

2012-10-21 | イベント

10月21日(日)

武蔵野市クリーンセンター内で環境フェスタとゴミゼロフェスタとフリーマーケットが同時開催されました。

じゃがいもの会はごみゼロフェスタと環境フェスタに参加しました。

ごみゼロフェスタでは育てた苗110ポットを持ち込み、1ポット30円で販売しました。写真は取り忘れましたが、昨日ブログに載せた写真のものです。

環境フェスタには活動紹介のパネルと収穫野菜、育てている野菜、の展示をしました。

        

近くの学校の生徒たちが先生に連れられてきて、生ごみから野菜?と興味を持ったようです。

        

収穫野菜はじゃがいも、空芯菜, 水前寺

        

育てている野菜は白菜、水菜、ターサイ、ルッコラ、レタス、ワサビ菜、チンゲン菜、クレソン

        

抗酸化バケツとチラシ               この下は空芯菜

        

若い方が結構感心を持ってくださり、何人か連絡を取り合うことになりました。


9月半ばから箱蒔き、ポット蒔きに追われる

2012-10-20 | 野菜づくり

10月20日(土)

毎年クリーンむさしのを推進する会のごみゼロフェスタで苗を販売するためと、今年は畑が増えたことなどで堆肥作りが間に合わず、土づくりが遅れたのでとりあえず箱蒔き、ポット蒔きで育てておこうということで、9月半ばから種をつぎつぎ蒔きました。

丁度よい時期に蒔き始めたと思うのに、種を蟻に持っていかれて芽が出なかったり、いろいろ失敗したのでやり直して結局遅くなってしまいました。

去年は蝶に卵を生まれて虫取りに苦労したので、今年は最初からしっかり寒冷紗をしました。

ゴミゼロフェスタの1日前10月20日の写真です。

コミセン広場を使わせていただいて育てています。        チンゲンサイ

   

      ガーデンレタス                      クレソン

  

                      ワサビ菜

        

                        ターサイ

        

この他に、ルッコラ、コスレタス、水菜があります。


町田のEM窪平という畑を見学

2012-10-12 | 見学・勉強

10月12日(金)

生ごみ関係の会でご一緒していた町田の仲村達郎さんが9月末に急逝されたので、その会の人たちでご自宅に弔問に伺い、そのあとEM窪平という畑を奥様に案内していただきました。この畑は中村さんが代表をしていらした畑で、生ごみとEM菌で野菜を育てています。

仲村さんを知ったのは1年余り前、私がその生ごみ関係の会に入ったときでした。それ以来、会合でお会いするだけで個人的にお話したことはありませんでしたが、町田のごみ問題を真剣に考え、いつもいつもこれではダメだと憂えていらしたのが印象的でした。お元気にしていらっしゃるとばかり思っていましたが、10年前から病気を抱えていらしたと聞いてびっくりしました。つらいところを人に見せず、奥様と2人で力を合わせて長い間がんばっていらしたのだということを知り感動しました。元気な私はもう少しがんばらなくてはと思いました。

 EM窪平は坂を下ったところにある窪地1000坪の畑、上から見るとこんな感じです。

     

右奥に並ぶ木の手前が個人管理の畑、見えないけれどその木の後ろ側が共同の畑です。

階段に沿って植えてあるケイトウは仲村さんが大好きだったものだそうです。

          

階段を降りてまず気がついたのは、ふんだんに竹が使ってある事でした。畑の仕切りから何から何まで竹です。それもそのはず畑はこのように大きな竹やぶで囲まれていました。

      

                 炭焼きも、

      

                ピザ釜も竹です。

     

個人の畑の区画は一人分が40坪、写真で見える縦に2区画分です。一人ひとりが生ごみを集めて、自分の畑に入れていらっしゃるそうです。

     

 丁度畑仕事にいらしていた方に伺ったら、週4回位いらしているとのことでした。広い畑が実にきれいになっていました。案内してくださったのは林さん(代表代行)です。

     

少し上がったところに共同の畑があります。

      

倉庫にはEM菌や油粕が入った活性液がありました。これと生ごみのおかげでとびきり元気な野菜ができるのでしょう。道具類も見事にきちっと整理されていました。

  

           

     ご自分たちで2.5m手掘りした井戸と、休憩所です。

     

1000坪の広い畑に元気な野菜が育ち、草ぼうぼうのところが一つもなく、実にきれいに管理されているのは驚きでした。そういえば仲村さんが目に見えるところにプラスティックのものはおかないといっていらしたのを思い出しました。

それに引き換え40㎡という狭い畑もきれいにできない自分たちを反省してしまいました。この6月に私たちのおもちゃみたいな小さな畑を見てほめてくださった仲村さんを思い出します。

仲村さんの深い思いがこの畑を通して町田の多くの人たちに受け継がれていくことでしょう。

ここを後にして、ご自宅近くのリサイクル広場に行きましたが、ここで見た花壇の花も仲村さんと奥様が中心になって生ごみとEM菌で育てられたもので、見たこともないほど、元気な花たちでした。奥様と同じ思いで、何でも二人三脚でなさっていらしたことはお幸せだったと思います。