6月22日(水)
吉祥寺南町の最後の生産緑地がついになくなってしまいました。
畑として使われる他、しだれももと矢車草がすばらしく地域の人たちに愛されて
いた畑でしたが、すでに売られてしまい、最後の矢車草が咲いている光景です。
去年までは溝を掘りそこにこの矢車草をシャベルで刈ってすきこみ、刈った土の
その上にさつま芋の苗を植えていました。昔ながらの農業が面白くて去年おととしと
その作業を少し手伝っていました。
秋になると幼稚園のこどもたちもお芋堀を楽しんでいて、とても大切な畑だったのです。
さつま芋の場合肥料は糠をチョッと入れるだけだったようですが、飛び切りおいしい
と評判のお芋でした。
魚粉も缶からの中に魚の骨を入れてためたものを使うと言うやり方をしていたそうです。
これからもう少し本気でお手伝いながら昔ながらの農業を勉強しようと思っていた矢先に、
畑がなくなることになり本当に残念です。
スギナがいっぱい生えていますが、農薬を使っている畑にはスギナが育たないそうです。
この日は朝6時、農家の方にいらしていただいて矢車草を頂き、苗木畑公園に植えました。
来年また矢車草が公園で咲いてくれることを願っています。
一緒にいただいてきたムシトリナデシコはじゃがいもの会の畑に植えようと思います。
まだ畑には長芋のつるがいっぱい伸びていて、この日も腰より上まで入るような
深い穴を掘って長芋を収穫していらっしゃいました。

スギナの上においた長芋
この畑もこれで終わりだと思うと本当にさびしい、というより、悲しいです。