20年ほど前に住んでいた町を訪れた
先週末の話を続けています、、、
何時からか
毎週、日曜日の朝から夕方までを
ママさんのバーで過ごすようになったバッキーは
”ここは俺の教会だ” と
よく知人たちに話していた。
バッキーと一緒に
毎週 そのバーであるミサに ^0^ 通っていたのは
マイクと言う好青年。
子供のような笑顔を持った純粋な人 で
年上のバッキーを
兄貴のように慕っていた。
”ねえ 貴方 マイクには
私たちが来る事を知らせたんでしょ?” と
ママさんのバーに向かう道
私が訊ねると
”あー 知らせた。” とバッキー
”それで マイク何て言ってた?” と
ウキウキして 私が訊くと
” (あー そうなんだ。) って
返事が来た。”
”えーー それだけ?”
あんなにバッキーを慕っていたマイクらしくない返事が
信じられなく
私は思わずそう叫んだ。
”お前な あいつは再婚もして
子供も出来たんや
前の奥さんとの離婚は
俺が原因みたいなものやからな、、、” と
そういう理由をつける事で
マイクの意外な反応を
受け入れようとでもするかのように
昔の自分を反省するような口調で
バッキーが言った。
その頃、新婚だったマイクが
"日曜日は僕の日なんだ。" と
1日家を留守にする許可を
奥さんから得ているとでも言うように
いつもの笑顔で私に言った日が
思い出された。
すっかり暗くなった田舎道を
10分も走るや
ママさんのバーの明かりが目の前に広がる。
小さなバーの周りは車で一杯!
沢山の人たちが
お祝いに駆け付けているのが
一目でわかり 嬉しかった。
バーの裏に車を駐車し
外で もたもた しているバッキーたちを残し
一人で 先に
裏戸から中に入ると
”イジーーーー” と
大きな叫び声をあげ
ママさんが私に 抱きついて来た。
そうだった!
ママさんはこうして
大きなハグや沢山のキスで
友達を迎えてくれる人だった、、、っけ、、。
そう言えば 昔
バッキーと二人で
バーを出ようとしたら
ママさんとバッキーがカウンター越しに
お別れのキスをしてたんで
嫌な気持ちになった事があった。
”貴方ね 私にするようなキスを
ほかの女性とするのは やめて” と
一応 自分の気持ちは
バッキーに
はっきり伝えた、、、けど、、。
変化があったか 記憶なし ^0^
昔 親しくしていた友人たちも
何人か このお祝いに来ており
彼らとの再会が
それは嬉しそうなバッキー、、、だった。