「政治離れ、加速中?」

2007年04月24日 | 選挙
統一地方選挙が第一ラウンド・第二ラウンドと終了したが、投票率は「過去最低」と下落中だ。「宮崎を、どげんかせんといかん!」と立ち上がった東国原知事を誕生させ、全国的にも「宮崎の政治」は注目されているにもかかわらず、投票率は下落しているのだ。

中には、「政党離れ」を指摘する人もいるが、統一地方選挙第二ラウンドの首長選・市町村議選は大半の候補者は無所属なわけで、一概には「政党離れ」が投票率の下落を招いているともいえない。合併が争点となり、まちの将来をうらなう清武・南郷両町長選挙も投票率は下落した。

投票率下落の大まかな理由は、「政治不信」・「政治離れ」だと思うが、都市部と地方の「投票率下落」を一緒くたに扱うことは妥当だろうか?

郡部のおじいちゃん・おばあちゃん達と話していると「投票所に行く事が、大変だ」と言われる方が多い。「期日前投票」にいたっては、街の中心部まで行かねばならず、自らの交通手段を持ってない方は「期日前投票」に行くことは不可能に近い。また、郡部では気候や気分が投票を大きく左右するのではないではなかろうか。

過疎化が進んでいる集落の投票対策も考えなければならないのかもしれないが、これは様々な問題を考慮すると困難なのかもしれないですね。

僕は以前から、「政治」と「有権者」の間に存在する距離感が、今の「政治不信」・「政治離れ」の主な原因だと考えています。特に都市部における、投票率の下落は、この「距離感」が大きな要因なのではないでしょうか。

この距離感を埋める方法を、各政党、各候補者、各種団体(企業や組合)、選挙管理委員会、そして有権者が共に考えていかねばならないのではないでしょうか。

政治は人々の生活と結びついており、多くのものを決定するのは政治の力です。自らの生活を左右するのは、政治なのです。

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1 コメント

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残念でした。 (そらまめ)
2007-04-30 23:28:36
今回の選挙報道での一番のテーマを
「いかに投票率を上げるか」において1ヶ月以上
紙面を作ってきましたが、
またもや低い投票率に終わってしまって
本当にがっかりしました。

まだまだ努力が足りないということなんでしょう・・

投票率が上がれば、今の政治が変わる可能性は
十分あるのに、どうして皆さん投票しようと
思ってくれないんでしょう。

22日の投開票日に私が張り付いた市長選は
まさかの大逆転勝利で、自民党推薦候補が
敗れました。
投票率も前回比4%増で、嬉しかったです。
それでも全体的な数字を押し上げるまでには
足りませんでした。

次は参院選です。
めげずにもう一度、チャレンジです。
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