アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。

依頼主のニーズを探ることと、探らないことの両方の結末を講師として貴重な体験をした1日でした。

1.午前中は3月8日(水)に2時間の講演/研修を行うハイテク企業のご担当の方2名と打ち合わせをしました。

1年前にも1時間のオンライン講演をお引き受けし、今度は会場とオンラインを結んだハイブリッド型の研修となるリピートオーダーです。

ご担当のお一人はパートナーがヒューマン・ギルドでアドラー心理学を学んだ方で、ご本人にも個人的にお会いしたことがあります。

前回は「人を育てるアドラー心理学」のタイトル。
しかし、今回はイメージはお持ちでもタイトルと内容が決まっていませんでした。

3人でやり取りを進めて行く中で、私は先方のニーズをしっかりと引き出し、とっさにパワポを使って提案したところ、ジャストフィットでした。

来週には、簡易的なプレゼン資料を提供することで合意形成できました。


2.午後は一般社団法人 創業コンシェルジュ協会(代表理事:湊 容子さん)のツナグフェスで講師3人のうちの一人として40分ほど登壇しました。

同協会の理事の山田 響子さん からの依頼で「自分を勇気づけるアドラー心理学心理学」のタイトルで登壇しました。

ここからが問題です。
私はご依頼を受けてすぐに内容を次の3つに膨らませ、28枚のスライドからなるパワポを作って臨みました。

ーヒューマン・ギルド創業時の失敗談とその克服の物語

ー起業時に気をつけたい5つのこと

ー起業イベントのケーススタディ

私の実感は見事な「空振り」でした。
前後の講師はナビゲーターとの対話で進めるかたちで進行していたのに、私は一方的なプレゼンでした。
依頼主や受講者のニーズに沿わない独演会の様相を呈してしまったのです。
何だか申し訳ない気持ちでいっぱいです。

その根拠は、ニーズに沿った話なら(1)フェイスブックの友達申請、(2)ヒューマン・ギルドへの入会申請、(3)YouTubeアドラー心理学専門チャンネルへの「チャンネル登録」が相次ぐのですが、(2)がゼロ、(1)(3)は2~3人でした。
受講者は130人もいらっしゃたのに、です。

そう書いたものの、私はこのことから大事な教訓を得ました。

講師を引き受ける際は、先方のニーズを徹底的に聴き取ること、また用意していたものがあったとしても、ナビゲーターや受講者の反応を確かめながら対応することの2点です。

「生涯現役」を続行中の私に「生涯研鑽」の機会をご提供いただいたことに感謝申し上げます。

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